2019.11.07

蛇口関連のトラブル対処法

蛇口からの水漏れ 続編

前回の蛇口のトラブル対処法の続きです。

水漏れ対処法

道具・工具を用意する

修理をするには道具が必要です。

  • ドライバー マイナスもしくはプラスかは実際の蛇口を見て確認しましょう。
  • 通常のドライバーでは対応できない細部に対応するための精密ドライバー
  • モンキーレンチ
  • 六角レンチ
  • ウォーターポンププライヤー(配管をつかむ工具)
  • 水を扱うのでゴム手袋や雑巾など

道具が揃ったら

水回り作業を始める前の鉄則があります。必ず止水栓を閉めましょう

大抵は排水管近くにありますが、止水栓が見つからない場合は元栓を閉めてしまいましょう。元栓を閉めるということは屋内屋外全体の水を使えなくなりますトイレも利用できなくなるので注意しましょう。

使っている蛇口のタイプを確認する

蛇口のタイプによって対処法も違います。

シングルレバー式蛇口

カートリッジはお使いの蛇口にあった物を選ぶ必要があります。

蛇口に刻印されているメーカーと型番を確認して下さい。型番が一致しているカートリッジを用意します。

ホームセンターなどで、5,000円程度で購入することができます。

準備が出来たら、新しいカートリッジと古いカートリッジの交換を行います。

交換の大まかな流れ

  • 作業前に止水栓を使って水を止める
  • 最初にレバーハンドルを取り外します。
  • ドライバーを使えば固定に使われいるビスにも対応できるかと思います。
  • カバーを取り外していくとレバーハンドル自体を分離することができるようになります。
  • その中のレバー軸を外す。
  • 先に外したレバーの下部分に軸があるので回して外しましょう。
  • 全てのカバーを外したら最後にカートリッジの取替作業です。
  • 無事交換完了したら手順を逆に行うことで元の状態に戻るはずです。

手順通りに作業を行えば思ったよりも簡単に対処することができます。

安全性と確実性を重視するなら費用が掛かりますが、業者に依頼する手段をおすすめします。

蛇口箇所が原因の場合

蛇口本体から水漏れが起こっている場合は上部に付いているカバーが緩んでいないか確認しましょう。カバーの緩みが原因の場合は、きっちりカバーを締めることで解決できます。

カバーが緩んだ原因を紐解いていくとパッキンが起因である可能性が高いです。

縁の下の力持ちであるが故に脆さが目立つパーツです。例えば細かいゴミやかすり傷程度の傷跡でも確実に劣化が進行するので定期的にパッキンを取り替える必要が出てきます。

蛇口自体の金属疲労が原因で起きた水漏れは、蛇口自体を取り替える必要が出てきます。

取り付けるタイプによっては手順が難しいものもございますので弊社にお任せ下さい。

パッキン自体はインターネットショッピング、ホームセンターでも売っているので予備として家に保管しておくとよいでしょう。

ハンドル式で故障が起こりやすい箇所は可動部であるハンドルです。

対処するにはまずハンドルを取り外す事から始めます。

        

  • 温冷を示す赤青パターンが付いたカラーキャップを外す
  • ハンドル式はハンドルをビスで固定した状態です。ビスをプラスドライバーで外してあげると簡単にハンドルが分離します。
  • さらにウォーターポンププライヤーを使ってナットを外します。
  • パッキンで挟まれている部品をチェックします。
  • 変色、変形を確認できたら交換するタイミング
  • 作業完了したら元の姿に組み直します。忘れないように分解していく過程をカメラを使って画像に残しておくとよいでしょう。

最もトラブルが起きやすい箇所はパッキンです。

脆い部分でもあるので、少しでも異常を感じたら新しいパッキンと迷わず交換しましょう。

賃貸物件のケースだと水漏れが発生する原因はほぼ設備の劣化ですが、消耗品として居住者負担になることもありますので、まずは管理会社やオーナーに相談しましょう。戸建の場合は、家主様負担になりますので、大きな修理にならないよう普段から気を付けておきましょう。

急な水漏れでお困りの際は、弊社にて駆けつけますので、フリーダイヤル0120-882-333までご連絡下さい。