最終更新日:2020.02.24 お役立ち情報
知っておきたい。井戸ポンプのこと。
こんにちは。
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
「井戸」と聞くと、時代劇に出てくるような、
紐の先についた桶をカラカラ回して水を汲むようなイメージですね。
井戸も進化して、現在は電動のポンプが主流になっています。
直径5センチほどの管が地中深く埋まっていて、地下水をくみ上げます。
水道が民営化される、災害で水確保が大変などのニュースから、
井戸ポンプの設置を検討する方が増えています。
そのまま飲み水にするには、水質基準の関係でできない地域もありますが
ガーデニングや洗車などに利用するなど、上水道と生活用水をうまく使い分けている方も
少なくありません。
また、最近は災害の時の水確保のため、電気が絶たれても使えるように、
手動式のポンプも注目されています。
「浅いタイプと深いタイプがある。」
浅い井戸は、比較的浅いところ(10m程度の深さ)の水「不圧地下水」を汲む井戸。
深い井戸は、深くて堅い地層(30m以上)の下にある水「被圧地下水」を汲む井戸。
深い井戸でくみ上げる水は、様々な環境の影響を受けにくいので、水質が良いと言われています。
当然、ポンプも浅いタイプ用と深いタイプ用に分かれます。
どちらの井戸が使用可能かは、業者による調査が必要になります。
「井戸ポンプのメリット」
・水道代がかからない。
井戸水はいくら使っても水道ではないのでお金がかかりません。
また、ガーデニングや洗車、水遊びなど下水道を使わない場合は下水料金も発生しません。
・季節に適した水温
水温が一定しているので快適に使えます。
・塩素が含まれていない
消毒していないので、カルキ臭さもありません。
「井戸ポンプのデメリット」
・費用がかかる。
地面を掘るなどの作業が必要な為、しっかり見積りを取って依頼しましょう。
・電動だけだと停電した時に使えない。
生活用水を全て井戸にする場合は、手動ポンプを備えておきましょう。
・掘ってみないと水質や水量がわからない。
自然の物なので、どれくらいの量の地下水があるのか掘ってみないとわかりません。
また、水質によっては飲み水には使えなかったりします。
深い井戸の水の場合は、地層の鉱物を含んでいる可能性もあり、うっかり洗濯に
使うと洗濯物が黄色くなったりします。
水道の民営化が進み、水道料金に不安がある方から、問合せが増えています。
どういう物なのか知りたい、いくらくらいかかるのか聞きたい、などの
ご相談は、ぜひ水のトラブルサポートセンターにご連絡ください。
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最終記事更新日:2024.08.23