最終更新日:2022.03.31 お役立ち情報
パイプクリーナーの選び方
こんにちは。
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
一口に「パイプクリーナー」と言っても、とてもたくさんの種類があって、どれが適しているのか
わからないですよね。
ホームセンターなどでも、1コーナーができるくらい、様々なパイプクリーナーが出ています。
一見、どれも一緒に見えますが、実は詰まりの原因や何を除去したいのかによって、使い分けが必要です。
◆詰まっている物は何か・何を溶かして流したいのか◆
パイプクリーナーの主な成分は「次亜塩素酸ナトリウム」と「水酸化ナトリウム」。
商品の横に貼ってある説明シールの「成分」のところを見ると、確かにこの2つが
入っています。
この2つの成分は、各々、得意な汚れがあります。
「次亜塩素酸ナトリウム」は髪の毛の詰まりに有効。
タンパク質を分解することが得意なので、タンパク質の固まり、毛髪詰まりに向いています。
お風呂の排水口には、とても有効です。
「水酸化ナトリウム」は油汚れ。
調理の油汚れが出るキッチンやお風呂で流れていく皮脂汚れにも有効です。
実は髪の毛詰まりにも向いています。次亜塩素酸ナトリウムのように溶かすことは出来ませんが
ボロボロ、サクサクにすることができるので、砕けて流れやすい状態にできます。
よって、キッチンの排水口だけではなく、お風呂の排水口にも有効です。
「水酸化ナトリウム」は濃度も重要です。
毎日のお手入れ。ヌメリ、ニオイ防止なら、「濃度1%以下」で十分です。
詰まってしまっている場合は、1%以上の物を選びましょう。
その他にも
「天然酵素」を使っている物や「微生物」の働きを利用している物もあります。
地球に優しい自然の働きを利用していますが、その分、時間がかかるものも多いので
大至急、詰まりを解消したい人にはむいていません。
どういう汚れに効かせたいのか、緊急性は?などなど
用途、目的によって使い分けて見てください。
◆使う時に注意したいこと◆
●「混ぜるな危険」
塩素系のクリーナーでよく見かける文言です。この文言が入っている場合は、酸性のものと
混ぜないよう注意が必要です。私は、何と何を混ぜたら危険なのか、わからないのでクリーナーを
混ぜて使うことはしないようにしています。クリーナーではありませんが、お掃除の時によく登場
する「お酢」の酸性なので混ぜてはいけないものになります。
●放置時間は守る
各クリーナーごとに、放置しておく時間が書いてあります。気分的に、少しでも長い方が
よく落ちるような気になりますが、せっかく取れた汚れが時間が過ぎてしまった為、また
固まってしまうという逆効果を生む時もあります。
各メーカーさんは最適な時間の指示をされているので守るようにしましょう。
時間を長くするよりは、こまめに回数を増やすほうが効果があります。
◆より効果を出すには・・◆
・クリーナーを注ぐ前に、お湯を流しておくと汚れが浮いてくるので、効果的です。
クリーナーを最後に流す時もお湯を使うと更に効果が上がります。
「お湯」は40度程度にします。熱すぎるお湯は配管の劣化にも繋がるので注意しましょう。
・排水口ブラシを使って更に掃除する。
日々、少しでもやっておくと、クリーナーの効果もあがります。
いかがでしょうか。
パイプクリーナーを選ぶ時の参考になれば、幸いです。
パイプクリーナーやブラシで掃除しても、流れが悪い時は、水のトラブルサポートセンターに
お電話ください。
ご相談だけでも気軽にご連絡ください。
フリーダイアル:0120-882-333(タップで、電話がかけられます)
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最終記事更新日:2024.08.23