最終更新日:2025.09.22 トイレ

トイレの水漏れの修理費用はどれくらい?症状別の料金や主な内訳を紹介

トイレ 水漏れ

トイレのトラブルのなかでもとくに多く、家庭で困るのが水漏れです。一口に水漏れと言っても、箇所や漏れの程度によって修理費用は大きく異なります。放置すると床や壁にダメージを与えることがあり、水道代が無駄にかさむ原因にもなるのです。

この記事では、水漏れが起こりやすい箇所や原因、修理費用の相場と内訳、さらに修理業者を選ぶ際の注意点まで詳しく解説します。具体的な作業内容や費用例も紹介するため、業者に依頼すべきかどうか迷っている方にも役立つ内容です。

本記事を読めば、トイレの水漏れにかかる費用や修理方法の全体像がわかり、安心して対応や判断ができるようになります。

目次

トイレの水漏れが起こりやすい箇所と主な原因

トイレは常に水があるので、水漏れが起こりやすい場所です。また、トイレの中でも、比較的水漏れが起こりやすい箇所があります。

ここでは、トイレの水漏れが起こりやすい箇所と原因を紹介します。

  1. 給水管や排水管の接続部分

何かと何かをつないでいる接続部はトラブルが起こりやすい場所です。水漏れも然りです。

つなぎ目を止めているナットのゆるみやはずれ、つなぎ目に設置されているパッキンの劣化などにより水漏れが起こります。

  1. トイレタンク周辺

トイレタンクの中には様々な部品が格納されており、その部品の一つでもトラブルが発生すると水漏れを起こす場合があります。タンクの中の部品トラブルが原因の場合は、トイレを流していないのに便器に水が流れているなどの水漏れが起こります。

また、タンク自体にヒビや割れが発生した場合、トイレの床が水浸しになってしまうことも。トイレタンクは見た目より意外と衝撃に弱いので、何らかの力が加わるとヒビが入ったり割れることがあります。

  1. ウォシュレット

ウォシュレットも壁からの給水管とつながっているため、接続部の緩みやはずれによって水漏れを起こす可能性があります。ウォシュレットからの水漏れの場合は注意が必要です。ウォシュレットはトイレに設置されていますが、電気製品なのです。

コンセントから電気が供給されており電流が流れています。水漏れを見つけたら、すぐに電源を抜いて修理業者に調査を依頼してください。ご自身での対応は危険を伴うのでおすすめしません。

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【症状別】トイレの水漏れ修理費用の相場

症状

価格

トイレ詰まり

5,500円~

めがね・携帯などを流した

8,800円~

トイレタンクの水が止まらない

5,500円~

トイレタンクの水が出ない

5,500円~

便器と床接着面から水が染み出ている

8,800円~

ウォシュレットの交換・取

7,480円~+ウォシュレット商品代

便器の交換(脱着・処分含む)

19,800円~+便器商品代

トイレの手洗い管から水が出ない

5,500円~

給水管のつなぎ目から水漏れ

5,500円~

※トラブル状況により費用は異なります。部品が必要なときは別途部品代がかかります。必ず見積もりをとって確認してください。

  1. トイレタンクの水が止まらない

トイレタンクから便器へ水が流れ続けていて止まらない場合は、トイレタンクの中の部品劣化または破損が原因になります。トイレタンクの中にはさまざまな部品が入っており、どの部品が原因になっているのかを特定するのはとても困難です。ぜひ専門業者に依頼することをおすすめします。

修理内容としては、原因となっている部品の交換になります。稀に便器へ水を流す排管の出口に異物が挟まっていることがあります。この場合は異物を取り除くだけの作業となります。トイレタンクの中は意外に狭く、目的の部品を交換する際に別の部品を壊してしまうこともあります。タンクの中の作業は専門業者に依頼しましょう。

  1. 便器と床接面から水が染み出ている

便器につながっている排管は、基本的に床下につながっています(一部壁排管もあります)。私たちの見えない床下で排管のつなぎ目にトラブルが起こった場合、便器と床のつなぎ目から水がジワジワとにじみ出るような水漏れを起こします。原因の特定や修理には、便器を一度取り外して調べる必要があります。

また、原因が特定できたらしっかり修理しておかないと再発の恐れもあります。床下での水漏れは、家の土台に影響したり集合住宅だと下の階へご迷惑をかけてしまうことも。便器の脱着はとても危険な作業になりますので、専門業者に依頼しましょう。

  1. 給水管のつなぎ目から水漏れ

水道管からトイレに水を供給する給水管とのつなぎ目から水漏れを起こしている場合は、つなぎ目のパッキン交換で解消する場合が多いです。

何かのつなぎ目にはゴム製のパッキンが付けられており、少しの隙間もゴムが柔軟に埋めてくれて水漏れを防いでいます。

しかし、ゴム製なので経年劣化し硬くなって隙間を埋めることができなくなったり、パッキン自体が割れてしまったりすることがあります。修理内容としては、パッキンの交換なのでご自身での対応が可能です。

パッキンを交換しても水漏れが止まらない場合は、パッキン以外の原因がありますので専門業者に調査依頼をしましょう。

  1. ウォシュレットの故障

ウォシュレットの寿命は10年程度といわれています。使用年数が5年未満の場合は修理をして継続使用も可能です。修理希望の場合はメーカーに依頼しましょう。7年以上お使いの場合は、修理をしても新たなトラブルが発生する可能性も高いので、交換も視野に入れて検討してください。

ウォシュレットの交換はご自身でも対応が可能です。ホームセンターなどでも販売しているので、手に入りやすくなりました。しかし、お使いのトイレとの相性もあります。種類やサイズによっては、せっかく買ったのに付けることができないこともありますので、購入時は注意してください。

少しでも不安がある場合は、業者に依頼することをおすすめします。

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トイレの水漏れ修理費用の主な内訳

トイレの水漏れ修理費用の主な内訳

トイレ修理を業者に依頼した場合、費用の内訳としては以下となります。

1.基本料金
2.作業料金
3.部品代、商品代

それぞれ説明していきます。

  1. 基本料金

作業員が訪問するためにかかる最低限の費用となります。だいたい5,000円くらいが相場です。〇〇割などといって割引をしている業者も多いです。

安ければ安いほどお得だと思いがちですが、極端に安いことをアピールしている業者には注意が必要です。物理的に人が動くための費用なので、300円などはありえないのです。そのような業者は他の費用をどんどん追加して、結果的に高額になることがほとんどです。

  1. 作業料金

実際の作業にかかる料金です。これは作業内容や状況によって異なります。軽作業なら安くなりますし、難作業なら高くなります。

また、何かしらの機械を使う場合も追加費用がかかることも。具体的な作業内容をしっかり確認し、できれば何社か見積もりをとって比較することをおすすめします。

  1. 部品代、商品代

文字通り、交換する部品や商品(トイレやウォシュレット)の代金です。トイレ詰まりなどは、詰まり除去作業になるので部品交換が発生しません。

しかし、水漏れ修理はトイレタンク内の部品やパッキンの交換になることが多いので部品代が発生します。また、トイレ自体を交換する場合は部品より高額になります。

  1. トイレの水漏れの修理費用を抑えるには

トイレの水漏れを見つけたらできるだけ早く対処しましょう。放置しても解消しないどころか、さらにひどくなることも。しかし、業者に修理依頼をすると金額が心配になりますよね。少しでも安く済ませることができたら助かります。

そこで、水漏れの修理費用を抑える方法を紹介します。

  1. 自分で直す

一番の方法はご自身で直すことです。簡単な部品交換などは工具と知識があれば、対処できることが多々あります。最近はネット上の記事や動画などでもトイレつまりを直す手順の情報を容易に見ることができます。また、部品もホームセンターなどで販売しているので、手に入れることも難しいことではありません。

しかし、部品選びを間違えるとさらに症状がひどくなることもあります。

部品選びや交換作業に不安がある場合は、専門業者に依頼するのがおすすめです。

  1. 相場を事前に把握する

できるだけ、事前に複数社から見積もりをとって修理費用の相場を確認しましょう。

ネット上でも費用相場の情報があるので、どのくらいの費用がかかるのかをあらかじめ把握しておくと見積もり内容の交渉が可能になります。

また、見積内容に不要なものがないか、確認しましょう。内容不明のままで作業に入らないよう、しっかり確認することも必要です。

  1. 作業後に追加料金が発生しないことを確認する

見積もりを了承して契約する際は、見積りの提示金額以外の料金が発生しないかどうか確認しておきましょう。業者によっては、勝手に作業を追加して、追加支払いを求めてくることもあります。

まずは、見積りの提示金額以外の料金は発生しないこと、何かしらの追加作業が必要となった場合は、必ず事前説明と事前の追加金額の提示を伝えておきましょう。

  1. トイレの修理業者の選ぶ際の注意点

トイレの修理業者の選ぶ際の注意点

トイレのトラブルは気持ちが焦ってしまって、何も確認せず業者に依頼してしまう

ケースが多いです。運悪く悪徳業者に依頼してしまうと、勝手に作業をされて高額な費用請求をされることもあります。業者を決める前に、少し落ち着いて下記の内容を確認してみてください。

  1. 見積もり作業項目が明確か

見積書を見て、金額の内訳がきちんと書かれているか確認します。内訳が何もなく、合計金額のみの見積書だった場合、依頼は避けることをおすすめします。丁寧な見積書を作ってくれる業者は作業も丁寧です。

いい加減な見積書になっていないか、また、見積もり内容についての質問に明確に回答できるかもポイントです。技術力のない業者だった場合、曖昧な回答になったり、回答できなかったりすることもあります。

  1. 悪い口コミが書かれていないか

サービスを利用したユーザーが、意見や要望を口コミ投稿するのは当たり前のことになってきました。ユーザーが感じたことを投稿しているので、とても参考になります。

また、悪い口コミに対して、業者が対応しているのかも確認してみましょう。しっかりした業者は、必ずご意見に対して返信をしています。せっかくのユーザーからのご意見やご指摘を、放置している業者も注意が必要です。

  1. アフターサービスや保証が提供されているか

修理した後のアフターサービスや、保証があるのかも大切なポイントです。

おこなった修理作業に対してきちんとした保証期間を設けているということは、その業者の自信の表れです。業者のホームページでもどのような保証が付いているのか確認ができます。ホームページで確認ができない場合は、見積もり訪問を依頼する際に、事前に確認しておきましょう。

修理完了後に作業員にもアフターサービスなどの詳細を確認しましょう。

トイレの水漏れ修理費用でよくある質問

  1. トイレの水漏れ修理にかかる費用は平均していくらですか?

    平均で8,000~15,000円前後が多いです。軽微なパッキン交換なら5,000円程度、便器やタンク部品の交換になると20,000円以上かかることもあります。

  2. 便器の下から水漏れする修理代はいくらですか?

    便器と床の接続部のパッキン交換は、1,5~3万円ほどかかります。便器自体の脱着が必要になると、3~7万円と高額になります。

  3. トイレの水漏れがチョロチョロするのはなぜ?

    トイレの水漏れがチョロチョロ続く原因は、主にタンク内のゴムフロートやフラッパー(弁)の劣化、パッキンの摩耗、ボールタップの不具合です。これらが正常に閉まらないと、少量の水が便器に流れ続けます。また、タンク内の部品にゴミやカルキが詰まっている場合も同様の現象が起こります。放置すると水道代が無駄にかかるため、早めの修理や部品交換が必要です。

  4.  トイレの水漏れ修理にかかる時間は?

    軽い部品交換なら30分程度、便器脱着を伴う作業では1~3時間程度かかります。

  5. トイレの水漏れは保険適用になりますか?

    火災保険や住宅総合保険で「水濡れ事故」として適用される場合があります。ただし、経年劣化や消耗は対象外になることが多いので要確認です。

  6. トイレの水がチョロチョロ止まらない修理代はいくらですか?

    フロート弁やパッキン交換で5,000~1万円程度。ボールタップ交換になると、1.2万~2万円程度が目安です。

  7.  トイレの水漏れ便器交換費用はいくらですか?

    便器交換は10~20万円程度 が一般的です。グレードや機能によっては、30万円以上になる場合もあります。

  8. トイレの床が水漏れで濡れているときに自分で直す方法はありますか?

    軽度なら 止水栓を閉める → 接続部のナットやホースのゆるみを締める → パッキン交換で直せる場合があります。ただし、便器下のシール劣化はDIYでは難しいため、業者依頼が無難です。

  9. トイレの水漏れはどこ?

    多いのは ①タンク内(フロート・ボールタップ)②給水管や接続部③便器と床の接続部。水の出ている位置で原因を特定できます。

  10. トイレの下から水が漏れているのですが、どうしたらよいですか?

    まず止水栓を閉める → 床にタオルで応急処置 → 水道業者へ依頼が基本です。便器下の水漏れはDIYでは直しにくいため、早めの修理をおすすめします。

  1. トイレの水漏れ修理なら水のサポートセンターまでご相談を!

トイレの水漏れでお困りの際は、水のトラブルサポートセンターにご相談ください!

トイレの水漏れは、よく起こるトイレのトラブルです。ご自身で対応できることも多々ありますが、不安があったり自信がなかったりする場合は、無理に対応しようとせず、プロに依頼することをおすすめします。

水のトラブルサポートセンターなら、トイレ水漏れの作業実績も多いので安心してご依頼ください。まずは、無料でお見積りをさせていただきます。

急な水漏れでお困りの際は、ぜひ水のトラブルサポートセンターにご相談ください。

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水トラブログ編集部

最終記事更新日:2019.07.25