帰宅したら、下水の臭いが・・・
こんにちは。
いつもブログをご覧頂きありがとうございます。
先日、帰宅して玄関を開けたら、下水の臭いがこもっていてびっくりしました。
どこから臭っているのか、さぐってみるとトイレからでした。
トイレのフタを開けてみると溜まっている水がほとんどなく底が見ている状態。
そこから強烈なニオイが上がってきていました。
すぐに水を流し、しばらく様子を見ていましたが、その後はニオイもなくなり一安心。
なぜ、水が無くなり
強烈なニオイが発生していたのでしょうか。
トイレの中に溜まっている水は「封水」と呼ばれ、
排水管からニオイや害虫があがってこないようにフタをする役目を持っています。
この水が無くなると、フタの役目をできなくなりニオイが発生します。
では、水が無くなる原因は何でしょうか。
◆毛細管現象
トイレの排水路でトイレットペーパーなどが引っかかった状態で残ると、徐々に水を吸い上げていき水が無くなります。
これを毛細管現象と言います。
ちなみに我が家はこれだったようです。
朝に流したトイレに少量のトイレットペーパーが引っかかり、夜帰宅するまでに、ゆっくり時間をかけて水が吸い上げられて、
ついには水がない状態になりニオイが発生していました。
幸いにも軽い詰まりだったので、水を流すだけで解決しました。
◆サイフォン作用
通常は、排水管がS字状になっているので、自然と水が溜まるようになっています。
しかし、水の勢いが強いと流れすぎてしまって水が溜まらなくなります。
配管や排水管の劣化した時も、この現象が起こる場合があります。
◆蒸発
旅行などで長い間使っていなかったり、夏の暑い時期などに水が蒸発してしまって無くなる場合もあります。
旅行など長い間使わないことがわかっている場合は、出る前に水を流してラップをかぶせておく、きちんとフタを閉めておく、
などの蒸発を少しでも軽減できるようにしましょう。
◆気圧の変化
集合住宅などの上階で、たくさんの水を一気に流したり、台風などの強風の影響で排水管内の気圧が低下した時に封水が流れ出すことあります。
頻繁に起こる場合は、通気菅や排水管の点検が必要です。
このように、トイレの不具合が原因ではない場合も多々あります。
しかし、放置は危険です。
先述したように、封水にはニオイの他に、害虫の侵入を防ぐという役割もあります。
封水が無くなった状態が続けば、トイレの中に害虫が浸入する恐れも・・
以前に比べて、なんだか最近、封水が無くなっていることが多いという時は
排水管の不具合の可能性もあります。
ほおっておくと、他のトラブルに繋がることもあります。
いつもと何か違うなと感じられたら、
ぜひ水のトラブルサポートセンターにご連絡ください。
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トイレのコラム一覧水トラブログ編集部
最終記事更新日:2024.10.30