最終更新日:2024.11.29 トイレ水トラブログ

ゴムフロートが原因でトイレの水漏れが発生したら?対処法を解説

ゴムフロートが原因でトイレの水漏れが発生したら?対処法を解説

トイレは毎日使用する場所ですが、その機能が損なわれると生活に影響を及ぼします。とくにゴムフロートは、タンク内の水量を制御する重要な部品です。ゴムフロートが劣化すると水漏れなどの不具合が発生し、早急な対応が必要です。

この記事では、ゴムフロートの不具合による水漏れの原因や対処法を解説します。また、自分で交換する方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

トイレの水漏れの原因となる「ゴムフロート」とは

フロートバルブは、「ゴムフロート」または「フロート弁」とも呼ばれ、レバーと鎖(チェーン)で接続された黒い玉の形をした部品です。トイレタンクの底にフタ(栓)をすることで、タンク内の水量を制御する役割があります。

通常ではタンクの排水口を塞いでおり、レバー操作で鎖を介して上下に動き、排水口を開閉することで水の流れを管理します。

従来はゴム製が主流でしたが、最近のトイレでは耐久性の高いプラスチック製のフロートバルブも多く採用されているのも特徴です。プラスチック製は内部にパッキンを組み込むことでゴムと同様の密閉機能があり、長期的な使用に耐える設計となっています。

  1. トイレのゴムフロートが原因で水漏れが発生したときの対処法

トイレのゴムフロートが原因で水漏れが発生したときの対処法

トイレの水漏れトラブルの一つとして、ゴムフロートの劣化や損傷が挙げられます。とくにフロートバルブが正常に機能しなくなると、タンク内の水がコントロールされず、水漏れを引き起こす可能性があります。ここでは、主な原因と対策をご紹介します。

  1. 鎖が原因の場合

トイレの水をきちんと流すためには、レバーとゴムフロートをつなぐチェーンの長さが大切です。チェーンが短すぎると、ゴムフロートが排水口をしっかり塞げません。反対に長すぎるとレバーを操作した際に持ち上がらないため、どちらの場合も水が止まらなくなる原因となります。

適切なチェーンの長さは、レバーの操作時にゴムフロートがスムーズに開閉し、元の位置に戻れる状態です。この長さを確認するには、タンクの蓋を開けて実際にレバーを操作し、ゴムフロートの動きをチェックすることが確実な方法となります。

問題がある場合はチェーンの長さを調整して、適切な開閉動作ができるようにします。

鎖が外れていた場合は再度取り付ければOKです。なお、長さ調整が必要な場合は余分な輪を取り除き、正しい位置でつなぎ直すことで解決できます。

  1. 異物混入が原因の場合

トイレタンク内には時間とともに水垢や異物が蓄積することがあり、これらがゴムフロートの鎖に絡まると、正常な動作を妨げる原因となります。

鎖が異物に絡まることで、ゴムフロートが排水口を塞げなくなり、レバーを操作しても適切に上下動せず水漏れを引き起こすことがあります。

このような場合の対処法として、まずタンクの水を抜いて鎖に絡まった異物を丁寧に取り除き、定期的なタンク内の清掃を行うことが大切です。

また、節水のためにタンクの中にペットボトルを入れる行為はゴムフロートがズレてしまう原因となるので、避けてください。

  1. トイレのゴムフロートを自分で交換する方法

ゴムフロートが破損していたり鎖が切れていたりした場合は、本体を交換することで問題を解決できます。ここでは、ゴムフロートの交換手順と交換時期を詳しく解説します。

  1. ゴムフロートの交換手順

ゴムフロートの交換は、正しい知識と工具があれば自身で行える修理作業です。用意する道具は下記のとおりです。

・マイナスドライバー
・新品のフロートバルブ

これらの工具はホームセンターやオンラインショップで購入可能です。交換作業は、まず止水栓をマイナスドライバーで閉めることから始めます。

1.タンクへの給水を停止し、タンク内の水を抜く
2.レバーとゴムフロートをつなぐチェーンを外す
3.作業スペースを確保するためにオーバーフロー管を取り外す
4.劣化した古いゴムフロートを取り外し、新品と交換する
5.オーバーフロー管を元の位置に戻し、チェーンを適切な長さに調整して取り付ける

すべての部品を確実に取り付けた後、止水栓を開いて水がきちんと流れるかを確認して作業完了となります。

  1. ゴムフロートの交換時期

ゴムフロートの劣化状況を確認する簡単な見分け方として、ゴムの部分を直接手で触れて点検する方法があります。指に黒い汚れが付着する場合、ゴムの劣化が進行している明確なサインです。

ゴムフロートの一般的な耐用年数は約10年とされていますが、世帯人数が多い家庭や使用頻度が高い場合では、7〜8年程度で交換が必要になることもあります。

見た目で劣化の判断は難しいため、定期的に触って確認することが大切です。また、ゴムの弾力が失われてぶよぶよと柔らかくなっている状態も、交換の目安となります。このような劣化の兆候が見られた場合は、水漏れを防ぐためにも早めの交換がおすすめです。

  1. ゴムフロート以外でトイレの水漏れが発生する原因

トイレタンクの水漏れ問題は、ゴムフロート以外にも複数の原因が考えられます。

・ボールタップの不具合
・ピストンバルブの故障
・パッキンの劣化

給水を制御するボールタップの浮き球が正常に機能していない場合や、浮き球と連動して水量を調整するピストンバルブの動作不良が原因となることがあります。

また、ピストンバルブ内部のパッキンが経年劣化により消耗すると、水の量が制御できません。

そのため、水が止まらない・水漏れなどの症状が発生した際は、タンク内の各パーツの状態をくまなく点検し、きちんと原因を特定することが重要です。

その他のトイレの水漏れの原因が気になる方は、下記の記事も参考にしてください。

トイレの水漏れの主な原因とその対象方法は?修理を依頼すべき点についても解説!

自分で解決できないときは業者に依頼するのがおすすめ

自分で解決できないときは業者に依頼するのがおすすめ

自分でトイレの水漏れ原因が特定できない場合や、修理に不安がある場合は、専門業者に依頼することで確実に解決できます。ここでは、業者に依頼した際の費用相場や業者選びをご紹介します。

業者にトイレのゴムフロートの交換を依頼したときの費用相場

プロの水道業者に依頼して、ゴムフロートを交換する場合の一般的な料金相場は、6,000円から15,000円程度となります。

ただし、ボールフロートやオーバーフロー管など、複数の部品交換が必要な場合は、作業が複雑になるため費用が増加する傾向にあります。見積もり額が高いと感じた場合は、具体的にどの部品を交換する必要があるのか、水道業者に詳しく確認するのがおすすめです。

より安心して依頼するためには、出張見積もりやキャンセル料が無料の業者に相談することで、事前に費用の目安を把握でき、同時に専門家による正確な原因がわかります。

また、トイレの水漏れの修理費用を詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてください。

トイレの水漏れの修理費用はどれくらい?症状別の料金や主な内訳を紹介

ゴムフロート交換で業者選びをするときのポイント

トイレの修理業者を選ぶ際には、いくつかのポイントに注意を払う必要があります。

まず、一般的な費用相場を事前に理解したうえで、複数の会社から見積もりを取得することが大切です。最低でも3社から見積もりを取り、比較検討することで適正価格での修理が可能になります。

また、業者の実績件数を確認することも必要です。豊富な修理経験を持つ業者は、正確な原因究明と解決策を見出してくれます。

さらに、見積もり時の業者の対応も選択する際の判断材料となります。丁寧な説明や質問への的確な回答、誠実な態度は、信頼できる業者を見極めるために重要な項目になるでしょう。

ゴムフロートからの水漏れなら水のトラブルセンターへ相談を

トイレタンクの水漏れは、ゴムフロートの劣化や損傷、チェーンの長さの不適切さ、異物の絡まりなど、さまざまな原因で発生します。

消耗品であるゴムフロートの寿命は約10年となり、交換が必要ですが、使用頻度によっては7〜8年程度で交換しなくてはならないかもしれません。

ただし、原因が特定できない場合や修理に不安がある方は、水まわりの専門業者へ相談するのがおすすめです。業者選びの際は、複数社から見積もりを取得し、実績や対応の丁寧さを確認することで信頼できる業者を見つけられます。

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