最終更新日:2025.03.04 水トラブログ
洗面台・洗面所の水漏れは自分で修理できる?原因や対処方法を紹介
「蛇口からポタポタと水が漏れている」「洗面台下の床が水で濡れている」など、洗面台・洗面所での水漏れに困っていませんか?
この記事では、洗面台・洗面所の水漏れの原因や直し方について解説します。業者に依頼するべきケースや、修理にかかる料金についても説明しているので参考にしてください。
-
目次
洗面台・洗面所の水漏れは自分で修理できる?
洗面台・洗面所の水漏れは、難易度の低い作業であれば自分でも修理することが可能です。
ただし、誤って他の部品を破損させてしまった場合はさらに修理代がかかってしまうため、自分での修理が難しい場合はプロに依頼するようにしましょう。
-
洗面台・洗面所の水漏れが起きたら最初にすべきこと
洗面台・洗面所から水漏れが起きたら、最初におこなうべき以下の2点について説明します。
・水漏れ箇所を確認する
・止水栓を閉める
-
水漏れ箇所を確認する
まずは、水漏れ箇所を特定しましょう。
洗面台の水漏れは、発生箇所によって原因と修理方法が異なります。
確認するべき箇所は以下の5つです。
・蛇口の吐水口
・シャワーホース
・給水管や止水栓の接合部分
・排水ホースやS字トラップ
・排水ホースと床の接合部分
わかりにくい場合は、蛇口を少し開け少量の水を流して確認してみてください。ただし、洗面台の中で水漏れが起きている場合は収納物を外に出し、タオルで濡れている箇所を拭いてからおこないましょう。
水漏れ箇所を確認できたら、床などに漏れている水をしっかりと拭き取ってください。
-
止水栓を閉める
水漏れ箇所の確認後、水漏れの被害を最小限に抑えるために止水栓を閉めましょう。止水栓を閉めておくことで、作業中に誤って水を流してしまうトラブルも防ぐことができます。
-
症状別!洗面台・洗面所の水漏れの原因と修理方法
洗面台・洗面所の水漏れの症状別に、それぞれの原因と修理方法を解説します。
今回解説するのは下記5つの症状についてです。
・吐水口から水漏れ
・シャワーホースから水漏れ
・給水管や止水栓などの接合部分から水漏れ
・排水ホースやS字トラップから水漏れ
・床との接合部分から水漏れ
ご家庭の水漏れの症状に合わせてそれぞれご確認ください。
-
症状①吐水口から水漏れ
蛇口を閉めても吐水口からポタポタと水漏れが発生する場合は、蛇口(水栓)のパッキンやバルブカートリッジが劣化している可能性が高いです。
これらの部品は経年劣化によって、破損したり不具合を起こしたりします。蛇口を使い始めて10年近く経っている場合は、部品の経年劣化による水漏れが起きやすいです。
この場合は、該当の部品を交換することで症状を改善することができます。
-
症状②シャワーホースから水漏れ
シャワーホースからの水漏れは、シャワーホース本体の劣化や破損が原因の可能性が高いです。その場合は、シャワーホースを交換することで症状を改善できます。
ただし、シャワーホース本体からの水漏れではなく、シャワーヘッドとシャワーホースの接続部分から漏れた水がホースを伝ってポタポタとしている場合は原因が異なります。
この場合は接続部分のパッキンの緩み・劣化が原因なので、パッキンの交換が必要です。
-
症状③給水管や止水栓などの接合部分から水漏れ
洗面台の下には給水管・給湯管があり、それぞれ止水栓と接合されています。その接合部分から水漏れが発生している場合は、接合部分のナットが緩んでいたりパッキンが劣化していたりすることが原因の可能性が高いです。
この場合はナットを締め直す、または新品のパッキンに交換することで症状を改善できます。
-
症状④排水ホースやS字トラップから水漏れ
洗面台下にS字トラップが設置されているタイプの場合、S字トラップと排水ホース(または排水管)の接合部分から水漏れが起きたりすることがあります。
この場合は、接合部分のナットの緩みやパッキンの劣化が原因の可能性が高いです。ナットを締めたり新品のパッキンに交換したりして対応しましょう。
また、排水ホースが塩ビ管から抜けて水漏れしていたり、ホース本体から水漏れしていたりするケースもあります。
この場合は、経年劣化によるホースの縮みや破損が原因の可能性が高いため、ホースの交換が必要です。収納物が当たってホースの位置がズレただけであれば、元に戻してホースを固定しておくとよいでしょう。
-
症状⑤床との接合部分から水漏れ
排水ホースと床の接合部分から水漏れしている場合は、接合部分のゴムパッキンが劣化している可能性が高いです。ゴムパッキンを交換して対処しましょう。
ただし、床下の下水管のつまりが原因で、汚水が逆流して床と排水ホースの接合部分から漏れ出している可能性もあります。この場合は水道業者に連絡をして修理を依頼しましょう。
-
業者に修理を依頼すべきケース
冒頭でも説明したように、水漏れの原因によっては自分で修理することも可能です。しかし、自分での修理が難しい場合にはプロの修理業者に依頼することをおすすめします。
自分での修理が難しいケースとは、たとえば水漏れ修理に慣れていない方の作業や難易度の高い修理などです。
とくに、床下の排水管のつまりを解消する作業は、排水管の分解や業務用の機械を使った掃除が必要なため、専門知識のあるプロに依頼することをおすすめします。
-
自分でできる応急処置の方法
自分で修理する場合や業者に修理を依頼した場合でも、まずおこなうべき応急処置の方法を紹介します。
・止水栓を閉める
・自己融着テープを使う
先述のように、まずは止水栓を閉めて被害の拡大を阻止しましょう。
次に、水漏れ修理までに時間が空く場合は、自己融着テープを購入して水漏れの原因の箇所を簡単に補修しておくことがおすすめです。自己融着テープとは、テープを巻き付けた際にできるすき間を時間とともに埋められる性質を持つテープです。百均やホームセンターで手軽に入手できます。
ただ、応急処置による症状の改善は一時的なものであり、水漏れ修理を放置するとさまざまなトラブルを引き起こす恐れがあるため、修理は必ずおこなってください。
-
水漏れを放置するリスク
洗面台・洗面所の水漏れを放置すると以下のようなリスクがあります。
・水道代がかさむ
・二次被害が発生する
水漏れ箇所の修理や補修をしないまま放置していると、水道料金がかさんで高額になったりカビの発生や床材の腐敗につながったりします。
床材の修繕には高い費用がかかるだけでなく、床材の状態がひどい場合は階下の部屋まで被害が及ぶため、被害を拡大させないためにも早急な修理が必要です。
また、床下の下水管は他の部屋にもつながっているため、下水管のつまりを放置していると排水が逆流して悪臭の原因にもなります。
集合住宅の場合、階下や他の部屋にも二次被害が及ぶ可能性があり、ご近所トラブルの原因になるため注意しましょう。
-
洗面台・洗面所の水漏れの費用相場
洗面台・洗面所の水漏れを業者に依頼した場合、費用の相場はおおよそ15,000〜40,000円程度です。
水道業者の費用の内訳は「基本料金+作業料金+材料費」が一般的です。
基本料金は4,000〜5,000円が多く、作業料金と材料費は修理内容や交換する部品によって異なります。
例として、水のトラブルサポートセンターにおける洗面所の水漏れ・つまり・修理の作業費用を紹介します。
・洗面所の蛇口交換:8,000円〜
・洗面所の蛇口からの水漏れ修理:3,000円〜
・洗面所の排水のつまり解消:5,500円〜
・洗面所下の排水管からの水漏れ修理:5,500円〜 など
料金の詳細は、以下のページからご覧ください。
水のトラブルサポートセンターの洗面所の水漏れ・つまり・修理の作業内容・料金はこちら
-
洗面台・洗面所の水漏れを予防する方法
洗面台・洗面所の水漏れは、以下2つの方法で予防することができます。
・洗面台下の収納物を減らす
・排水管をつまらせないようにする
それぞれの予防法について解説します。
-
洗面台下の収納物を減らす
洗面台下に多くの物を収納していると、S字トラップや排水ホース(排水管)を破損させたり、排水ホースの位置をずらしてしまったりする恐れがあります。
洗面台下に収納する物は、できるだけ少量で済ませるようにしましょう。
-
排水管をつまらせないようにする
排水管をつまらせないよう、髪の毛やゴミを排水口に流さないようにしたり、パイプユニッシュで定期的に掃除したりするよう心がけましょう。
-
洗面台・洗面所の水漏れ修理は「水のトラブルサポートセンター」
洗面台・洗面所からの水漏れは、原因によって修理内容が異なります。
パッキンの交換やナットの締め直しなどの簡単な修理であれば、自分で対応が可能です。ただし、ホースの交換や下水管のつまり解消などの難しい修理が必要な場合には、専門知識のあるプロに修理を依頼しましょう。
水のトラブルサポートセンターでは、洗面台・洗面所の水漏れ修理も承っております。
24時間365日対応しており、最短20分で駆けつけることが可能です。ご相談からお見積りまで無料、出張費・キャンセル料・深夜割増なども発生いたしません。
どんな小さなトラブルでも下記よりお気軽にご連絡ください。
また、洗面台・洗面所の水漏れ修理の実際の作業内容を知りたい方は、以下の作業事例も併せてご覧ください。
関連記事
水トラブログのコラム一覧
水トラブログ編集部
最終記事更新日:2025.03.04