最終更新日:2024.05.02 お役立ち情報トイレ

トイレつまりの直し方10選!原因や修理の依頼ポイント、ひどい場合の対策も紹介

トイレが詰まっているアイキャッチ画像

「トイレがつまった!原因は?自分で直せる?」「ひどいトイレつまりは業者に頼むべき?」

突然のトイレつまりで水が流れなくなり、困っている方もいるでしょう。

トイレつまりは自分で対処できるものと、水道業者に依頼すべきものに分けられます。つまりの原因によって対処方法が異なるため、トイレつまりが起きやすい原因や症状を知っておくことが重要です。

この記事では、自分でできるトイレつまりの直し方10選を紹介します。また業者へ依頼する際のポイントや、つまりがひどい場合の対策もまとめています。

トイレつまりを解消して快適な生活を送りたい方は、ぜひ参考にしてください。

水のトラブルに対処する手順

トイレつまりは原因別に対処することが大切

トイレつまりは、さまざまな原因で起きます。日頃の使い方や汚れの蓄積、そして気付かないうちに固形物を落としていたなど、さまざまな理由が考えられます。

いきなりトイレが使えなくなると日常生活に支障をきたすため、焦ってしまう方も少なくありません。トイレつまりの原因によって自分で直せる場合もあれば、専門業者を呼ばなければならない場合もあります。

とはいえ、軽度のつまりであれば業者を呼ばず、自分で解消することも可能です。焦らずにトイレつまりの原因を特定し、原因に合った対処をしましょう。

トイレつまりの主な症状4選

トイレつまりのサインや、主な症状は以下の4つです。

・水の流れが悪くなってきた
・流すと溢れそうになる
・便器に溜まっている水が少なくなり、ひどい臭いがする
・流すと今までなかった音がするようになった

それぞれ説明します。

1.水の流れが悪くなってきた

以前と比べて水の流れが悪く、一度で排泄物を流しきれないことが増えてきたら、トイレつまりのサインです。

水の流れが悪くなる原因としては、以下の2つが考えられます。

・水量の不足
・便器・排水管のつまり

節水目的でタンクにペットボトルを入れている場合は、1度取り出しましょう。流すのに十分な水量が確保できていない可能性があるためです。

また、タンク内の部品が壊れて水量が減っている可能性もあります。タンクを開け、水が水位線に達しているかどうか確認してみてください。もしレバーを引いても水量が少ない場合は、調整が必要です。水位調整の方法はメーカーや機種によって異なります。

水位には問題ない場合、便器・排水管のつまりが疑われます。

2.流すと溢れそうになる

トイレの水を流すと溢れそうになる場合は、便器や排水管がつまっている可能性が高いです。

続けて何度も水を流すと、便器の外まで汚水や汚物が溢れる恐れがあります。水位が上がっている場合は、無理に流すのは避けましょう。

いったん水位が上がっても、だんだん引いていくようなら完全につまっているわけではないと判断できるため、自分で対処できる可能性があります。

一方、しばらく経っても引かない場合は重度のつまりが起きている可能性が高いため、何らかの対応が必要です。

3.便器に溜まっている水が少なくなり、ひどい臭いがする

トイレつまりが起きていると、便器に溜まっている水が少なくなり、悪臭が発生することがあります。

通常、便器には「封水」と呼ばれる水が一定量、溜まっている状態です。封水はフタの役割をしていて、下水管からの臭いや害虫の侵入を防いでいます。

しかし、排水管に排泄物や大量のトイレットペーパーなどが引っかかっていると、封水が流れてしまって水が溜まりません。

下水管から上がってくる嫌な臭いがしたり、封水が少なくなっていたりする場合は、トイレつまりを疑いましょう。

4.流すと今までなかった音がするようになった

トイレを流したときに「ゴボゴボ」という音がするのも、トイレつまりのサインである可能性があります。

以下のような場合はとくに注意が必要です。

・今まで聞いたことがないような音がする
・水の流れが遅い

よく耳にする音であれば、排水時に空気が一緒に流れることで起きる音のため問題ありません。しかし、上記のような場合は排水管に異物がつまっている可能性があります。

自分には身に覚えがなくても、家族が何かを落としていたり、ポケットからアクセサリーが落ちていたりすることもあります。

トイレから普段と違う音がする場合は、そのままにせず原因を特定しましょう。

トイレが詰まる主な原因

トイレがつまる主な原因は以下のとおりです。

・トイレットペーパーの流しすぎ
・ティッシュペーパーや流せるシートを流した
生理用品やおむつを流した
ペット用トイレ砂を流した
異物を流した
食べ残したものを流した
水の流量が少ない
あまり掃除をしてない

それぞれ説明します。

1.トイレットペーパーの流しすぎ

トイレがつまる原因として多いのが、トイレットペーパーの流しすぎです。

トイレットペーパーは水中で混ざることによって繊維がほぐれ、スムーズに流れるように作られています。そのため、適正な量で使っていればつまりの原因にはなりにくいです。

しかし、トイレットペーパーを一度に大量に流すと水中で絡み合って、トイレつまりを起こす可能性があります。

2.ティッシュペーパーや流せるシートを流した

ティッシュペーパーや流せるシートを流すことも、トイレつまりを引き起こす可能性があります。

トイレットペーパーとは違い、ティッシュペーパーは水で溶けるように作られていません。たとえ少量であってもつまる可能性があるため、トイレには流さないようにしましょう。

また、「トイレに流せます」と謳っているお掃除シートやおしりふき、猫砂なども大量に流すとつまってしまう恐れがあるため注意が必要です。

トイレにティッシュがつまったときの対処法について知りたい方は、以下の記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

関連記事:トイレにティッシュを流すと詰まるのか?原因や詰まった際の対処方法について

3.生理用品やおむつを流した

トイレで使うことの多い生理用品やおむつも、つまりの原因です。

生理用品やおむつは水に溶けないことはもちろん、吸水性の高い吸水ポリマーという素材が使われています。

吸水ポリマーは、水分を含むと膨張する性質があります。そのため、誤って流してしまうと排水管内で膨らみ、水の通り道を塞いでしまうため危険です。

水の通り道がなくなると汚水が逆流してくるため、床や壁の浸水被害にまで発展する恐れもあります。

また、排水管内で膨らんでしまうと簡単には取り出せません。

生理用品やおむつはポケットやカバンから落ちやすく、慌てていると落下に気付かないこともあるでしょう。

誤って便器内へ落としてしまった場合はすぐに取り出し、流さないようにしてください。

4.ペット用トイレを流した

猫などのペットを飼っている場合、トイレ用の砂にも注意が必要です。

ペット用トイレ砂の種類によっては、処理方法として「水に流せる」と書いてあるものもあります。しかし、ペットの便には毛が多く含まれており、人間の便よりもつまりやすい傾向があります。

そのため、一度に大量に流すと、トイレつまりの原因になるため注意が必要です。

つまり予防のためには、たとえ水に流せるタイプの砂であっても、通常のごみとして処理しましょう。

トイレ用砂に加えてペットシートを併用している家庭も多いですが、ペットシートはおむつのように吸水性が高いです。

5.異物を流した

トイレにさまざまな異物を流してしまい、つまりの原因になることもあります。

ポケットに入っている物や身につけている物、トイレまわりに置いてある物は、思いがけず便器内に落としやすいので注意しましょう。

たとえば、以下のような物が多いです。

・スマートフォン
・腕時計
・アクセサリー
・小銭
・ペン
・子どものおもちゃ
・置き物
・消臭剤のフタ
・紙くず

「小さいから大丈夫だろう」「貴重品ではないから放置でいいか」と考えがちですが、そのような考えがトイレつまりにつながります。

流した異物自体は小さくても、そのあとに便やトイレットペーパーが流れてくると排水管の中で絡まり、つまりを引き起こす可能性が高まります。

異物を落とした場合は決してそのままにせず、気付いた時点で拾うようにしましょう。

6.食べ残したものを流した

食べ残しをトイレに流すこともやめてください。

食べ残しには脂分が多く、水に溶けないものも含まれています。これらは排水管に付着しやすく、つまりの原因となります。

二日酔いや風邪などで嘔吐してしまった場合も、食品が原型をとどめているようなら取り除いたほうが良いでしょう。

トイレはどんなものでも流せそうに見えますが、本来の用途と違うものは、つまる危険性が高いため注意してください。

7.水の流量が少ない

トイレの排水量が少ないと排泄物を流しきれず、つまりの原因になることがあります。

排水レバーを「小」で流していたり、節水のためにタンク内にペットボトルを入れたりしていると、水の流量が十分ではない可能性があります。

トイレットペーパーを使ったときは、必ず「大」洗浄で流し切るようにしましょう。トイレットペーパーの量が多い場合は、何回かに分けて流すのも有効です。

8.あまり掃除をしていない

トイレを掃除する画像

そもそもあまりトイレ掃除をしていないと、それだけトイレつまりも起こりやすくなります。

掃除を怠ると汚れや、溶けきれないトイレットペーパーなどが溜まっていくためです。

水の流れが悪く、臭いが気になる場合は、尿に含まれる尿素やタンパク質が固まってできた「尿石」が原因の可能性もあります。

定期的に掃除をおこなうことで、尿石が便器や排水管に固着するのを防げるため、結果としてトイレつまりを防ぐことにもつながります。

頑固な尿石がある場合は、通常の掃除では取れないため専門業者に依頼しましょう。

トイレつまりを放置すると起こるトラブルな原因

もしトイレつまりを放置した場合、次のようなトラブルが起きる可能性があります。

・トイレが壊れる恐れがある
・下水が逆流して室内に汚水が流れる
・階下に水漏れする恐れがある

それぞれ説明します。

量が少ないトイレが壊れる恐れがある

トイレつまりを対処せずそのままにしていると、トイレが壊れる恐れがあります。

つまりを放置して便器の水が溢れた場合、電気系統が濡れて故障につながる恐れがあるためです。

また、つまりの原因を特定できないまま素人が手を出し、症状を悪化させてしまうケースは珍しくありません。

本来は業者を呼ぶべきところを、自己流で誤った器具や薬剤の使い方をして、便器や排水管にダメージを与えてしまうリスクもあります。

最悪の場合、修理自体が難しくなりトイレ本体の買い替えや、全面リフォームをせざるを得ないこともあります。

そうなると、トイレの修理代よりも高い出費になってしまうため、トイレつまりは放置せず、なるべく早い段階で対処することが大切です。

下水が逆流して室内に汚水が流れる

トイレつまりを放置すると下水が逆流し、室内まで流れ込んでくる可能性もあります。

そうなると当然、掃除の手間もかかるうえに、水に触れることで家電が故障することも考えられます。

さらに逆流した水は、雑菌や汚物が付着した汚水であり、非常に不衛生です。

抵抗力・免疫力の低い子どもや年配の方が触り、万が一体の中に菌が入ってしまうと、健康を害してしまう恐れがあります。

そのうえ、家具・壁紙・床材の浸水が起きる心配もあります。

壁や床が汚水に濡れると臭いが染みついたり、カビが生えたりといった事態になり、あとの処理が大変です。

トイレつまりがわかった時点で早めに原因を特定し、対処しましょう。

階下に水漏れする恐れがある

集合住宅や二階建て住宅の場合、他の部屋や階下にまで被害が及ぶリスクもあります。

マンション・アパートなどの集合住宅では、各部屋でトイレの排水管を共有している場合が多いです。

そのため、1つの部屋でトイレがつまると、他の部屋でも同時に流れが悪くなったり、つまったりする恐れがあります。

また、トイレの水が溢れて床まで浸水してしまうと、放置することで階下の部屋まで天井や壁をつたって水漏れすることも考えられます。

すると最悪の場合、修繕費や損害賠償が発生する事態にもなりかねません。

集合住宅に住んでいる場合は、トイレつまりを放置すると、他人を巻き込む大きなトラブルに発展する可能性があると肝に銘じましょう。

このような事態になる前に、業者に相談するのがおすすめです。

業者に依頼するか、自分で直すか判断ポイントは?

いざトイレつまりが起きたとき、業者に依頼するか自分で直すか、どこで判断すればいいのでしょうか。

次の事例ごとに見ていきましょう。

・急いで直したい
・自分でやってみたけど、うまくいかなくて失敗した
・重度のつまりだと感じた

それぞれ説明します。

急いで直したい

家にトイレが1つしかない、汚水が溢れてすぐに対処したいなど、スピードを重視したい場合は業者に依頼するのがおすすめです。

急いでいるときに素人判断であれこれ手を出しても、かえって状況を悪化させる恐れがあります。

とはいえ、業者によっても対応スピードには差があります。

急いで直したい場合は「最短20分で駆けつけ」など、とくにスピード対応をアピールしている業者を選ぶといいでしょう。

自分でやってみたけど、うまくいかなくて失敗した

もし緊急でなければ、とりあえず自分でできることをやってみてください。

スッポン(ラバーカップ)を使う、家にある重曹とクエン酸を使うなどさまざまな方法があります。

とはいえ、いろいろ試してみたものの、つまりが解消できないこともあるでしょう。

トイレつまりは放置して良くなることはなく、事態が悪化することがほとんどです。自分で対応しきれないと感じたら、速やかに業者に依頼しましょう。

重度の詰まりだと感じた

トイレつまりがひどく、とても自分では直せないと感じたら、業者に依頼しましょう。

もし、今まで聞いたことがないほどの大きな音や、下水が溢れて止まらない場合は、素人の手には負えない状況だといえます。

このような重度のつまりだと感じた場合は、むやみに手を出さずに一刻も早くプロを呼んで修理を任せましょう。

トイレつまりは自然に直る?放置してもいい?

先述したように、トイレつまりを放置するのはリスクがあります。

しかし、中には自然に解消する軽度のつまりや、放置しても安全なつまりも存在します。

以下のケースに分けて、違いをくわしく見ていきましょう。

・自然に直るケース
・自然に直らないケース

まずは、つまりがどちらのケースに当てはまるか確認してみてください。

1.自然に直るケース

トイレつまりが自然に直るケースは、「水に溶ける物」が原因の場合です。

以下のような物が該当します。

・トイレットペーパー
・水に流せるシート
・便

いずれも軽度であれば、何度か水を流しているうちに自然につまりが解消される場合があります。

連続で水を流すと溢れてくる可能性があるため、数回に分けて流してみてください。

水が流れにくいけれども溢れてこない場合や、トイレットペーパーを大量に流したあとの場合は、そのまま1〜2時間ほど様子を見てみてもいいでしょう。

水に溶ける物であっても、あまりにも大量の場合などは自然に直らないケースもあります。

一定時間放置しても直らない場合は、対処するようにしましょう。

2.自然に直らないケース

以下のような「水に溶けない物や異物」がつまっている場合は、放置しても自然に直る可能性は低いです。

・紙おむつ
・生理用品
・ペット用トイレ砂
・お掃除シート
・食べ残し
・スマートフォン
・腕時計
・小銭
・アクセサリー

とくに紙おむつや生理用品のような吸水性の高い物がつまっていた場合、放置するとさらに状況が悪化し、水が溢れてくるリスクが高まります。

トイレつまりの原因が水に溶けない物だと特定できている場合は、早めに除去することが大切です。

また、トイレットペーパーや便のように水に溶ける物であっても、大量に流した場合は放置しても直らないことがあります。

この場合も、完全につまって溢れてくる前に、速やかに対処しましょう。

トイレつまりを直す前の準備物とやるべきことは?

自分でトイレつまりを直す場合、以下の物を準備しましょう。

・バケツ
・新聞紙またはビニールシート
・ゴム手袋
・ぞうきん
・マイナスドライバー
・灯油ポンプまたはペットボトル

いずれも家にある物で十分ですが、必要があればホームセンターやネット通販で購入してください。

次に、先にやっておくべきことですが、以下の2つです。

・便器から電源プラグを抜く
止水栓を閉める

まずは誤操作で水が勝手に流れたり、感電したりすることを防ぐために電源プラグを抜いておきましょう。また、トイレタンクへの給水を止めるために、マイナスドライバーで止水栓を閉めておきます。

必要に応じて、灯油ポンプやペットボトルで便器内の水を減らしておくと作業しやすくなります。さらに、汚れ防止のために新聞紙やビニールシートを敷き、ゴム手袋を装着すれば準備は完了です。

参考:TOTO株式会社「止水栓の閉め方と調整方法」

スッポンなしでも大丈夫!トイレ詰まりの直し方7選

ここからは、自分でトイレつまりを直す方法について、ラバーカップを使う方法と使わない方法に分けて紹介します。

まずは以下の、ラバーカップなしでできる7つの直し方を見ていきましょう。

・バケツで水を流す
・お湯を流す
・重曹、クエン酸(酢)を使う 
・ビニール袋を使う
・ラップを使う
・ペットボトルを使う

それぞれ説明します。

1.バケツで水を流す

少量のトイレットペーパーや便のつまりであれば、バケツで水を流す際の水圧や水量を利用し、つまりを解消できることがあります。

■用意する物

・バケツ
・水

バケツがなければ大きめのペットボトルやたらいなど、家にある物を使用してください。

手順は以下のとおりです。

1.灯油ポンプかペットボトルを使い、便器内の水を減らす
2.少し高めの位置から排水口に向けて水を流し入れる
3.溢れてこないか様子を見ながら2〜3回繰り返す
4.正常に排水されるか確認する

水を一気に注ぐと溢れたり、周りにはねたりするため、ゆっくり少しずつ注ぐのがポイントです。

汚れるのが心配な場合は、便器のまわりをぞうきんや新聞紙などで覆っておきましょう。

正常に排水され、普段と変わらない水位が保てるようになれば解決です。

2.お湯を流す

水でつまりが解消されなかったら、今度はお湯で試してみましょう。

トイレットペーパーや便などの水に溶ける物であれば、お湯を使うとより溶けやすくなります。

注意点として、熱湯は絶対に使用しないでください。便器のほとんどが陶器製のため、熱湯をかけるとひび割れたり傷んだりする恐れがあるからです。

■用意する物

・40〜60℃のお湯

沸騰させたお湯と水を半々の割合でバケツに入れると、適度な温度に調整できます。

手順は以下のとおりです。

1.灯油ポンプかペットボトルを使い、便器内の水を減らす
2.少し高めの位置から排水口に向けてお湯を流し入れる
3.溢れてこないか様子を見ながら2〜3回繰り返す
4.1時間ほど放置して様子を見る
5.正常に排水されるか確認する

途中で1時間ほど放置することで、つまりが溶けやすくなります。

3.重曹、クエン酸(酢)を使う 

続いて、重曹とクエン酸(または酢)を混ぜて作る「炭酸ガス」を使う方法です。

少量のトイレットペーパーや便によるつまりのほか尿石の汚れや、ぬめりを落とす効果が期待できます。市販の洗剤がないとき、まずは試してみてください。

■用意する物

・重曹:50ml
・クエン酸(または酢):100ml
・45℃程度のぬるま湯:便器の半分程度の量

以下の手順でおこないましょう。

1.灯油ポンプかペットボトルを使い、便器内の水を減らす
2.排水口めがけて重曹を振り入れる
3.同様にクエン酸(または酢)を振り入れる
4.ぬるま湯を入れると泡立つため、そのまま1時間程度放置する
5.高い位置からバケツで水を流し、正常に排水されるか確認する

この方法は、普段の掃除にもおすすめです。

4.ビニール袋を使う

家にラバーカップがないときの代用品として、ビニール袋を使う方法もあります。

自分の手をラバーカップ代わりにし、便器内に圧力をかけてつまりを取り除きます。

ビニール袋越しとはいえ、便器に手を入れる必要があるため精神的なハードルはやや高めですが、お金をかけずに対処したいときにはおすすめです。

ただし、手が小さすぎたり大きすぎたりして、拳で排水口を塞げない方には向きません。

■用意する物

・ビニール袋
・ゴム手袋

手順は以下のとおりです。

1.灯油ポンプかペットボトルを使い、便器内の水を減らす
2.
ゴム手袋をつけて手をグーの形にする
3.ゴム手袋の上から、2枚重ねにしたビニール袋を装着する
4.排水口に押し当て密着させる
5.ラバーカップの要領で押し引きを繰り返す
6.排水されるようになったら手を引き上げる

つまりが解消されると、その勢いでビニール袋も一緒に流れる恐れがあるため、すぐに手を引き上げることが大切です。心配な場合はビニール袋の口をゴムで止めておいてください。

また、水がはねやすいため汚れてもいい服装でおこないましょう。

5.ラップを使う

便器にラップでフタをして、つまりを解消する方法があります。

ラバーカップやビニール袋を使用した方法よりも、排水管に加える圧力は弱まります。

とはいえラップだけで、かつ直接便器に手を入れなくて済むので、気軽に試せるのがメリットです。

■用意する物

ラップ

以下の手順でおこないます。

1.灯油ポンプかペットボトルを使い、便器内の水を減らす
2.隙間ができないように、便器に何枚も重ねてラップを巻く
3.水を流すと排水口部分が膨らむため、手で押して圧をかける
4.つまりが解消されるまで何度か繰り返す
5.正常に排水されるか確認する

ラップの上から手で押したり離したりすることで、圧力をかけられます。

ラップを流してしまうとつまりの原因になるため、勢いをつけすぎて便器の中へ落とさないように注意してください。

マスキングテープや養生テープなどを使えば落としにくく、かつ密封状態を作りやすいでしょう。

6.ぺットボトルを使う

ラバーカップの代用品として、ペットボトルを利用するのも有効です。

自分の手を直接使うことなく、排水口内に圧力をかけられるため、ビニール袋やラップを使う方法に抵抗がある人に向いています。

■用意する物

・固い素材のペットボトル
・カッター

ペットボトルの大きさは、トイレの排水口に合ったサイズを選びましょう。

手順は以下のとおりです。

1.灯油ポンプかペットボトルを使い、便器内の水を減らす
2.ペットボトルの底側3〜4cmをカッターで切り落とす
3.フタを外し、排水口にペットボトルの底を押し込む
4.飲み口を指で塞ぎながら、ペットボトルが抜けない程度に押し引きする
5.正常に排水されるか確認する

飲み口を塞いでいる指に水がはねることもあるため、ゴム手袋や軍手を使うのがおすすめです。

また、水がはねやすいため汚れてもいい服装でおこないましょう。

7.洗剤を使う

トイレットペーパーや便による軽度のつまりなら、食器用洗剤や洗濯洗剤などの中性洗剤が使えます。

■用意する物

・中性洗剤
・40〜60℃のお湯

複数の洗剤を混ぜるのは危険なため、使う洗剤は「必ず1種類だけ」にしましょう。

手順は以下のとおりです。

1.灯油ポンプかペットボトルを使い、便器内の水を減らす
2.中性洗剤100mlを便器内へ注ぐ
3.ぬるま湯を注ぎ30分放置する
4.再びぬるま湯を流し入れ、正常に排水されるか確認する

もし原因が尿石の場合は、酸性の洗剤が有効です。

長年溜まった排水管の汚れによるつまりの場合は、バクテリア系の洗剤がいいでしょう。

なお、パイプユニッシュなどの液体パイプクリーナーは食べ残しによる脂汚れや髪の毛を溶かしますが、トイレットペーパーを溶かす効果はありません。

便器や配水管を傷める恐れもあるため、避けましょう。

パイプユニッシュを使ったトイレ解消方法については、以下の記事を参考にしてください。

関連記事:トイレつまりはパイプユニッシュで解消できるのか?正しい解消方法と使い方について解説

参考:ジョンソン株式会社 パイプユニッシュ「よくあるご質問」

道具を使う場合のトイレつまりの直し方3選

ここでは、道具を使う場合のトイレつまりの直し方3つを紹介します。

道具を使わない方法でつまりが解消できなかった場合は、以下の道具を使って試してみましょう。

スッポン(ラバーカップ)
・真空式パイプクリーナー
・ワイヤー式のクリーナーや針金ハンガー

それぞれの使い方や特徴について解説します。

1.スッポン(ラバーカップ)

ラバーカップをトイレで使用している画像

  1. ステップ1.ラバーカップを選ぶ

持っていない場合は、ホームセンターやネット通販でラバーカップを購入しましょう。

ラバーカップの種類は、主に以下の3つです。

・和式トイレ・排水口用:カップの底が平たい
・洋式トイレ用:カップの底に突起がある
・節水型トイレ用:カップの底にツバがついている

ラバーカップは、排水口に密着させて空気が入らないようにして使うため、形状が自宅のトイレに合っているかどうかが大切です。

  1. ステップ2.事前準備をする

ラバーカップを用意できたら、事前準備をおこないます。

バケツや新聞紙など必要な物を用意し、電源プラグを抜いて止水栓を閉めておきましょう。

さらに汚れてもいい服装に着替えておき、できれば腕まである長めのゴム手袋も準備します。

  1. ステップ3.便器内の水位を確認する

作業前に、便器内の水位を確認します。

目安は、ラバーカップを排水口に入れたときに、カップの部分がちょうど水で隠れる程度です。

水位が高い状態でラバーカップを入れると水が溢れる恐れがあるため、灯油用ポンプで水を汲み出しておきましょう。

一方、水位が低すぎるとうまく真空状態を作れません。水位が便器の上面から10cm程度低くなる状態に調整します。

  1. ステップ4.ビニールシートを使って便器を覆う

次に、ビニールシートで便器全体を覆います。

シートの真ん中に穴を開け、ラバーカップを通しましょう。

こうしておくことで、汚水の飛び散りを防げます。

  1. ステップ5.ラバーカップを排水口に押し込む

ラバーカップを排水口へ押し込み、隙間ができないよう真空状態を作ります。

そして、一気に引き上げます。

誤解されがちですが、スッポンはつまっている物を押し出す道具ではなく、引っ張り出す道具です。

つまりが解消されるまで、何度か繰り返しましょう。

  1. ステップ6.バケツでゆっくり水を流す

つまりが解消されたらバケツでゆっくり水を流し、正常に排水されるか確認します。

いきなりタンクから流すと水量が調整できず、万が一つまりが解消されていなかった場合に溢れる恐れがあるため注意しましょう。

より詳しいやり方については、以下の記事を参照してください。

関連記事:スッポンを使ってトイレ詰まりを直す方法!スッポンがダメな時の原因や対処法まで

参考:TOTO株式会社「便器のつまりの対処方法」

2.真空式パイプクリーナー

ラバーカップでつまりが解消できなかった場合、真空式パイプクリーナーを試してみましょう。

カップの上についたポンプがより強い吸引力と、押し下げる圧力を実現するため、頑固なつまりに効果的です。

和式用と洋式用があるほか、洗面台用などサイズ違いもあります。便器の排水口に合ったサイズのものを選んでください。

手順は以下のとおりです。

1.灯油ポンプかペットボトルを使い、便器内の水を減らす
2.レバーを下げた状態で、カップを排水口に密着させる
3.勢いよくレバーを引き上げる
4.つまりが解消されるまで繰り返す
5.正常に排水されるか確認する

ラバーカップ同様、真空状態を作ることで強い吸引力を生み出すため、隙間ができないよう注意しましょう。

3.ワイヤー式のクリーナや針金ハンガー

ワイヤー式のクリーナーは、ワイヤーで異物を引き出したり、削り取ったりできます。複雑に曲がりくねった排水管にも柔軟にフィットしやすいのがメリットです。

ワイヤー式クリーナーのブラシ先端にはいくつか種類があります。

固いつまりには金属製のコイル、こびりついた汚れにはプラスチック製のブラシなど、症状に応じて使い分けるのがおすすめです。

長さは、一般家庭では5mあれば十分です。

手順は以下のとおりです。

1.ブラシの先端を排水口へ挿入する
2.
つまり部分に当たったら、柄を回転させ少しずつつまりを取る
3.正常に排水されるか確認する

この方法は、針金ハンガーでも代用できます。

針金ハンガーの取っ手近くをペンチで切り、先端を輪っか状に丸めて排水口へ差し入れ、上記の手順と同じ要領で動かしましょう。

トイレがつまったときのNG行動・注意点

トイレがつまったとき、やってはいけないNG行動も存在します。

それは以下の4つです。

1.つまりの原因を放置する
2.熱湯を流す
3.何回も水を流す
4.液体パイプクリーナーを使う

それぞれ説明します。

1.つまりの原因を放置する

トイレがつまっているにもかかわらず放置することは、状況が悪化してしまう恐れがあるため避けましょう。

放置することで、買い替えやリフォームなどが必要になるリスクもあるためです。

つまりの原因がトイレットペーパーや便によるもので、かつ軽度であれば、何度か水を流すうちに自然と直ることもあるでしょう。

しかし、自然には解消しない重度のつまりだった場合、水が溢れてきて床や壁が浸水したり、トイレが故障したりする恐れがあります。

早い時点で対処していれば、それだけ手間も費用も抑えられます。

つまりに気付いた時点で、早めに対処することがもっともコスパがいいといえるでしょう。

2.熱湯を流す

トイレに熱湯を流すのは、便器や排水管にヒビが入ったり、割れたりする恐れがあるためやめましょう。とくに冬など気温が低い状態のときは温度差が大きくなり、割れるリスクが高まるため注意してください。

たしかに、トイレつまり解消法の1つとして、水よりもお湯を使ったほうが、より汚れ落とし効果が見込める場合があります。

しかし使用するのは熱湯ではなく、40〜60℃程度のお湯を使用してください。

万が一、便器や排水管を傷めてしまったら、それ自体を交換しなければならない可能性もあります。

そうなると、かえって費用が高額になってしまうため、熱湯の使用は絶対に避けましょう。

3.何回も水を流す

トイレがつまっているとき、何回も水を流すこともやめましょう。

軽度のつまりであれば解消される可能性もありますが、軽度ではない場合、便器から水が溢れ、壁や床が浸水してしまうこともあります。

汚水は衛生的にも問題があり、床材を傷める原因にもなりかねません。

また、何度も水を流すことでつまりの原因物がどんどん奥へと移動してしまい、取り出しがさらに困難になるリスクもあります。

そうなると、業者に頼むにしても便器の脱着が必要になったり、大がかりな修繕が必要なったりして費用がかさむ原因になるわけです。

自分で対処できないと思ったら、早めに専門業者に相談するのが賢い選択といえるでしょう。

4.液体パイプクリーナーを使う

家庭用の液体パイプクリーナーは、トイレつまりには向かないため使わないようにしましょう。

パイプユニッシュなどの液体パイプクリーナーは、キッチン・洗面所・浴室などで使用する洗剤です。

排水口のぬめりや臭いを防ぎ、髪の毛などのたんぱく質を分解しますが、トイレットペーパーを溶かす効果はありません。

専門業者が使用する業務用のパイプクリーナーとは、成分が異なるため注意が必要です。

また、液体パイプクリーナーには熱を発して物質を溶かすタイプの製品もあります。

これも排水管や便器を傷める原因になりうるため、液体パイプクリーナーをトイレで使用するのはやめましょう。

トイレつまりを修理依頼する場合の費用・料金相場感

トイレつまりで業者に依頼した場合の費用相場は、以下のとおりです。

軽度のつまり(調整程度)

5,000〜8,000円

薬品洗浄

5,000〜8,000円

ローポンプ(※1)

10,000〜20,000円

便器の脱着

17,000〜27,000円

タンクの脱着

15,000〜20,000円

高圧洗浄機

24,000〜55,000円

トーラー(※2)

22,000〜33,000円

※1 ローポンプとは、つまりの解消力に優れた吸引道具のことです。

※2 トーラーとは、薬品で対処できない頑固なつまりを取り除く、配水管や下水管の掃除道具のことです。

費用感は、つまりの程度や使用する道具、業者によっても大きく幅があります。

また、自宅までの距離によって追加料金がかかるケースもあるでしょう。

つまりが重度で、便器の脱着や高圧洗浄機の使用など大がかりな作業になると、それだけ費用も上がる傾向です。

また、部品や便器・タンクなどの交換が必要になった場合は、さらに費用が上乗せになると考えてください。

業者がトイレを見ている画像

水のトラブルサポートセンターでは、軽微なつまりの場合は5,500円〜、便器の脱着や交換作業は19,800円〜作業を承っています。

いずれの作業も詰まり度合いによって、別途お見積もりが必要になります。

※2024年10月現在

現場で症状や原因を見て判断し、料金を設定するため、トイレつまりが起きたらまずはフリーダイヤルでの無料相談をご活用ください。

トイレつまりの修繕費用について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

関連記事:トイレつまり修理の費用はいくら?実際に業者に依頼する際の費用相場も解説!

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トイレつまりを修理業者に依頼するときのポイント

トイレつまりを修理業者へ依頼するときのポイントは、以下のとおりです。

1.見積もりや料金体系が明確でわかりやすいか
2.
水道局の指定修理業者・指定工事店であるか
3.対応スピードは問題ないか
4.対応が丁寧で、アフターフォローはしっかりしているか

それぞれ説明します。

1.見積もりや料金体系が明確でわかりやすいか

水道業者を選ぶ際は、見積もりや料金体系がわかりやすいかが大きなポイントです。

水道業者によっては見積もり費・出張費・深夜割増などを追加請求され、結果的に高くつくこともあるためです。

水道業者の公式サイトに大まかな料金は記載されていますが、相場と比べてあまりにも安すぎる料金設定の場合は注意しましょう。

トイレの修理費用はつまりの原因・症状・トイレの種類・使用する道具などで異なります。そのため、自分のケースでいくらかかるのか、正確な料金を事前に確認しづらい面があります。

見積もりを依頼するときは追加費用がないか、ある場合はどんなときに発生するかをしっかり確認しておきましょう。

2.水道局の指定修理業者・指定工事店であるか

水道業者選びは、水道局の指定修理業者・工事店であることが1つの基準となります。

指定修理業者・工事店とは、法令に定められた基準で適切な水道工事ができると認めた業者のことです。

そのため、非指定業者に比べて信頼性が証明されているといえます。

非指定業者でも、排水管の交換を伴わない簡単なトイレ掃除やトイレつまりであれば、対応できないわけではありません。

しかし、実績や実力の乏しい業者だった場合、予想外のトラブルが起きたり、かえって状況を悪化させたりする恐れもあります。

指定修理業者や工事店なら、一定レベル以上の技術が保証されているため、安心して利用できるでしょう。

3.対応スピードは問題ないか

水道業者の対応スピードが早いかどうかも、業者選びのポイントになります。

トイレつまりはある日突然起きるものです。早朝や深夜でも対応してほしい、緊急で頼みたい場合もあるでしょう。

そんなとき、24時間365日対応してくれる業者なら安心です。また、遠くの業者よりも近くの業者を選ぶと、必要なときすぐに駆けつけてもらえます。

ただし、時間外料金には注意してください。

大手や優良業者であっても深夜料金や休日料金がかかったり、距離によっては追加料金がかかったりすることがあるためです。

スピードを重視したい場合は、追加料金がかかることを考慮しておきましょう。

4.対応が丁寧で、アフターフォローはしっかりしているか

丁寧な対応で、アフターフォローがしっかりしているかも重要です。

修理を繰り返して何度も費用を取ろうとしたり、不要な設備交換をさせようとしたりする業者が残念ながら存在するからです。

ネット検索やGoogleマップなどのクチコミを見ると、実際の評判や対応を簡単に確認できるため、参考にしましょう。

見積もり時に愛想が悪い、質問にきちんと答えられないなど、社員教育がきちんとなされていないような業者にも注意が必要です。

業者によっては、長期保証やアフターフォローをアピールしているところもあります。顧客相談窓口や点検サービスがあると安心でしょう。

トイレつまりを修理業者に依頼する場合の流れ

実際に、トイレつまりを修理業者に依頼する場合の流れは以下のとおりです。

1.どこに依頼するか決める
2.
決まったら電話やメールで依頼する 
3.修理業者が来たら必ず見積もりをもらう
4.見積もり了承、作業前に契約書を交わす
5.作業が終了したらしっかり確認する
6.料金を支払う

それぞれ説明します。

1:どこに依頼するか決める

まずは、どの業者に依頼するかを決めましょう。いきなり1社に絞り込む必要はなく、2〜3社から同時に見積もりを取ると、サービス内容や料金を比較しやすいのでおすすめです。

探し方はネット検索のほか、水道局のホームページで指定修理業者・指定工事店を調べることができます。

広告チラシやマグネットの業者は、公式サイトで詳細を確認しておくと安心です。

もし利用したいサービス内容や支払い方法が決まっている場合は、対応している業者の中から選ぶといいでしょう。

2:決まったら電話やメールで依頼する

業者を決めたら、電話やメールで見積もり依頼をします。

多くの業者は24時間対応していますが、時間帯や曜日によっては別料金がかかることもあります。

お互いの都合をすり合わせて、来てもらう日時を決めましょう。

電話する女性の画像

3:修理業者が来たら必ず見積もりをもらう

修理業者が来たら、現場を見て状況や原因を調べてもらいます。

業者が見積もりを作成したら、考えられるトラブルの原因や状況・作業内容・料金について説明を受けます。

このとき不明瞭な作業や料金がないか、納得できない部分がないかをしっかりチェックしましょう。作業後に「やっぱり部品交換が必要だった」「出張費がかかる」などと言われてしまうケースがあるためです。

4:見積もり了承、作業前に契約書を交わす

見積もりの内容に納得できたら、作業前に契約書を交わして作業に入ります。

トラブルを防ぐため、作業中も時々様子を見るようにするといいでしょう。

5:作業が終了したらしっかり確認する

作業が終わったら業者がいるうちに、つまりが解消できているかを確認します。

水圧や水流が改善されているかどうか、レバーを数回流してチェックしてください。

また、便器のまわりが汚れていないか、傷がないかなども見ておきましょう。

6:料金を支払う

修理がきちんとできていることを確認したら、料金を支払います。

支払い方法は業者ごとに異なりますが、現金のほかにもクレジットカードやコード決済に対応していることがほとんどです。

ここまでで作業は終了です。トイレつまりの修理にかかる時間は、軽度なら15分程度、重度なら1〜2時間程度となります。

トイレつまりの再発を予防する方法

トイレつまりを再び起こさないために、予防する方法は以下のとおりです。

大量の物を流さない
・水に溶けにくい物や異物を流さない
・定期的に便器や排水管の掃除をする
・節水をし過ぎない
・適切な水量を使用する
・トイレの周りにあまり物を置かない
・小さい子どもがトイレを使うときは見ている

それぞれ説明します。

1.大量の物を流さない

トイレつまりを予防するには、一度に大量の物を流さないようにする意識が大切です。

トイレットペーパーや便などの排泄物は水に溶けやすいため、少しずつ流せば通常はつまることはありません。

しかし、たとえ水に溶ける物であっても、大量に流すとつまりやすくなってしまいます。

一度に大量に流さないようにするには、トイレットペーパー以外に温水洗浄便座を活用する、こまめにレバーで流すといった工夫も有効です。

トイレットペーパーを大量に使う場面や、続けてトイレを使うときは、ぜひ意識してみましょう。

2.水に溶けにくい物や異物を流さない

トイレには、水に溶けにくい物や異物を流すことも避けてください。

ペット用トイレ砂や流せるシートは、たとえ「水に流せる」と謳っていても、つまりの原因になりやすいです。トイレつまりを防ぐためには、通常のごみとして捨てるのがおすすめです。

生理用品やおむつの場合は水に溶けないだけでなく、水を吸って膨らむため便器や排水管が故障する原因にもなるため、流さないようにしてください。

アクセサリーなどの小物も、単体ではつまりにならなくても、そこに汚れが吸着したりトイレットペーパーが絡まったりしてつまりを引き起こします。

食べ残しも水に溶けにくい成分が多いため、トイレに流すのはやめましょう。

3.定期的に便器や排水管の掃除をする

定期的に便器や排水管の掃除をすることも、トイレつまりの予防法として有効です。

常にきれいな状態を保っていれば、トイレットペーパーなどを大量に流してしまった場合でも、すぐに流れて軽度のつまりで済みます。

反対に、汚れが溜まり続けた便器や排水管は、ちょっとした物でもつまりやすい状態になっているのです。

とくに尿石は、年月とともに頑固な汚れとなって蓄積されていきます。このような汚れは落ちにくく、手間や費用が余計にかかる原因となります。

便器や排水管に流すだけの、トイレつまり専用の洗剤も多く市販されているため、それらを活用してみるのもいいでしょう。

4.節水をし過ぎない

節水のため、トイレタンクにペットボトルを入れている場合は注意が必要です。

タンク内の水が少ないと水量が減り、トイレットペーパーや排泄物を流しきれないため、つまりや故障を引き起こす可能性が高まります。

水圧や水流が弱いと感じてきた場合は、一度タンクのペットボトルを取り出してみましょう。それで改善するようなら、ペットボトルが原因で流れが悪くなっていると判断できます。

節水にこだわるあまり弱い水量で流していると、トイレつまりを引き起こし、かえって費用がかさむ恐れがあるため注意してください。

5.適切な水量を使用する

トイレを流す際は、適切な水量を使用するようにしましょう。

トイレには通常「小」と「大」のレバーがあり、流す物によって水量を調整できます。節水のために常時「小」レバーで流している方もいるかもしれませんが、トイレットペーパーを使う場合は「大」レバーを使うのが基本です。

水量が足りないと流す力が弱く、排泄物を流しきれないためつまりの原因になってしまいます。

最新型のトイレであれば節水機能が高く、必要最小限の水量で十分に流せるよう設計されています。古いトイレを長年使っている場合は、新しいモデルへの買い替えも検討してみましょう。

6.トイレの周りにあまり物を置かない

日頃から、トイレ周辺にあまり物を置かないことも大切です。

どんなに気をつけても、体の一部が当たって置物や飾りが便器に落ちてしまうことがないとはいえません。

水に溶ける物や汚れがつまった場合とは異なり、固形物が便器の中に落ちると、取り出すことは非常に困難です。

さらに、下手に触ることで余計に奥へ押し込んでしまう可能性もあります。この場合、プロの業者がトーラーと呼ばれる専門の道具を使うか、便器や排水管を外して対応することが多いです。

大がかりになるほど時間がかかり、修理費用もかさんでしまいます。このような事態を防ぐためにも、トイレ周辺には落ちやすい物を置かないほうが安全です。

7.小さい子どもがトイレを使うときは見ている

意外と見落としがちなのが、小さい子どもがトイレに物を落としてしまうことです。

好奇心旺盛な子どもは、遊び感覚でおもちゃを便器に入れてしまうことも珍しくありません。

大人が気付かないうちにおもちゃやお菓子のごみ、ペットボトルのフタなどを持ち込んでいることもあります。

子どもは大人が思いもしないようなことをするものです。小さい子どもがトイレを使うときは必ずそばで見守り、注意を払いましょう。

また適切なトイレットペーパーの量や、正しい流し方を教えてあげることも、トイレつまりの再発を防ぐことにつながります。

トイレつまりがあまりにひどい場合は買い替えも視野に入れる

トイレつまりがあまりにひどい場合は、トイレ自体の買い替えも視野に入れる必要があります。

自分で対処しても直らなかったり、業者に依頼しても改善の見込みがなかったりする場合は、新品交換になるケースもあります。

たとえつまりが軽度でも、何度も繰り返すようならトイレや排水管の老朽化が考えられます。その場合はつまりだけでなく、水漏れなどほかのトラブルも起きやすいため、早めの対処が大切です。

トイレの買い替え費用の目安は、20〜50万円です。費用に関しては、プランやオプションの有無などによって変わります。

最新型のトイレは機能が充実していて、節水効果も高いです。トイレつまりのない快適な生活を送りたいなら、新品交換も検討してみましょう。

トイレつまりの修理依頼なら水のトラブルサポートセンターへご相談を

トイレつまりの修理依頼なら、水のトラブルサポートセンターの利用がおすすめです。

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見積もり・出張費・深夜割増料金はすべて0円と、料金設定も安心できるポイントです。

水道局指定工事店のため、技術・経験も保証されています。

お客様に快適にご利用いただくため、後払いや無料保証制度、クーリング・オフ対応などきめ細やかなサービスを提供いたします。

トイレつまりでお困りの際は、水のトラブルサポートセンターへぜひご相談ください。

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トイレつまりを放置せず早めに対処することが重要

トイレつまりに気付いたら放置せず、自分で対処するか業者に依頼するかを早めに判断することが重要です。

自分で対処しても、つまりが解消しない場合は水道業者へ依頼しましょう。指定修理業者の資格があり、明確な料金でスピーディーに対応してくれる業者を選ぶのがおすすめです。

トイレつまりは早めに対処することで、それ以上の悪化を防ぎ、結果的にかかる時間や費用を抑えられます。

水のトラブルサポートセンターでは、24時間365日フリーダイヤルで相談を受け付けています。最大3,000円引きのネット割引も用意しているため、トイレつまりでお困りの際はぜひご活用ください。

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水トラブログ編集部

最終記事更新日:2024.10.30