最終更新日:2024.07.23 お役立ち情報トイレ

トイレの尿石の掃除方法は?頑固にこびりついた黄ばみの取り方も解説!

トイレの尿石がついたアイキャッチ画像

少しずつ蓄積していくトイレの黄ばみ汚れや尿石は、トイレが汚く見えるだけでなく、悪臭の原因にもなります。また、そのまま放置すると固まって取れなくなります。
今回は気が付かないうちに溜まっていく尿石汚れについて原因と掃除方法、落とすときの注意点、そもそも溜まらないようにするにはどうしたらいいのかをご紹介します。

トイレの尿石の原因は?

尿石は文字通り「尿が石化」したものです。よって原因は、流れずに残った尿や飛び散ったまま放置された尿です。尿の中にはリン酸カルシウムという成分があって、それが尿素などと結合して固まってアルカリ性の石のような結晶になります。少しずつ便器に溜まっていき黄ばみになっていき悪臭も放ちます。一度、石化するとなかなか落とすことが出来ず、とても厄介です。

トイレの尿石(黄ばみ)の掃除方法を解説

付いてしまった尿石は、普通のトイレ洗剤やブラシでは落とすことはできません。
時間が経った尿石を落とすのは、とても大変です。しかし根気よくやっていくと落ちていくので、下記の方法を試してみてください。

・削り落とす

尿石を削る用の「サンドペーパー」や「たわし」などで直接こすって削り落とします。
取っ手の先に硬いスポンジが付いているタイプや軽石状になっている物など、様々なタイプがあるので、使いやすい物を選びましょう。
しかし、無理矢理ゴシゴシと削ると、便器に傷がつくこともあります。一度、傷が付くとそこに汚れが入り込み雑菌が繁殖、新たな汚れを発生させることになりますので注意が必要です。

・酸性洗剤で落とす

尿石はアルカリ性なので酸性洗剤はとても有効的です。酸性洗剤は強い酸性ですので絶対に素手では触らず、必ずゴム手袋を着用して使います。肘上までくるくらいの長いゴム手袋を用意すると便器の中の方を掃除するときも洗剤や汚水がかからず安心です。
-手順-
①ゴム手袋着用 尿石部分に直接酸性洗剤をかけます
②規定時間放置(時間は洗剤の注意書きを確認します)
③ブラシやたわしで尿石をこすって水を流します。
④落ちない場合は尿石の上にトイレットペーパーを2、3枚重ねて置いた上から洗剤をかけて5分ほど放置した後、ブラシでこすって水を流します。

・重曹+クエン酸で落とす

アルカリ性の尿石には酸性であるクエン酸もとても効果が高いです。その上、更に重曹を加えると炭酸ガスが発生して泡で尿酸を落とすことが出来ます。
自然由来の物なので、お子様がいらっしゃるご家庭にはおすすめです。
どちらもドラッグストアなどで手軽に手に入りますし、トイレだけではなく家中の様々な掃除に使えますので、買っておくと便利です。
-手順-
①スプレーボトルに水100mlとクエン酸を小さじ1/2程度入れてよく混ぜます
②便器内の尿石部分にクエン酸水を直接スプレーしてかけます。
③その上から重曹を粉のままかけます。
④30分~1時間ほど放置します。
⑤ブラシやたわしでこすって水を流します。

落ちない場合は、クエン酸を濃くしたり、重曹の量を増やすなどしてみてください。
それでもまだ、落ちない時はクエン酸パックをおすすめします。
尿石の上にトイレットペーパーを2,3枚重ねて置いてクエン酸水をスプレーします。
その上からラップを置いて30分~40分程度放置した後、ブラシでこすって落とします。

トイレ尿石(黄ばみ)を落とすときの注意点

尿石を落とす場合、注意しないといけないことがあります。

①お使いのトイレに適さない洗剤は使わない

トイレの素材によって使ってはいけない洗剤があります。また、箇所によっても注意事項があります。誤って適さない洗剤で掃除したり、洗剤をかけてはいけない箇所に洗剤がかかると故障や破損する可能性があります。
必ず、取り扱い説明書やお使いのトイレメーカーのホームページで確認してください。

②洗剤の取り扱いに注意する

酸性の洗剤を使う場合は、必ずゴム手袋をして直接洗剤にふれることがないようにしましょう。また独特な刺激臭があるので、敏感な方は気分が悪くなることも。
換気をしっかり行って臭いがこもらないようにしましょう。
特に絶対やってはいけないことは洗剤を混ぜることです。場合によっては有毒なガスが発生するのでとても危険です。
たかが洗剤と思わず、注意書きをよく確認して取り扱いには十分注意しましょう。

トイレの尿石の予防方法

尿石は、トイレ見た目が悪くなって、悪臭も放って、雑菌の繁殖場所にもなります。
普段からのちょっとしたケアで対策することができます。

①排泄後は適量の水を毎回流す

節水のために、毎回トイレは流さず、何回かに1回流すという方がいらっしゃいます。
節水も大切なことですが、それが為に尿石が溜まってトイレトラブルが起こってしまったら本末転倒です。尿は時間経過とともに石化して尿石になっていきます。
毎回、きちんと水で流しておくことをおすすめします。

②男性の方も座って使うように

立って排尿すると少なからず、周囲に尿が飛びます。できれば座って使い飛び散りを防ぐようにしましょう。

③流す時は便座のフタをしめましょう

水を流すとわずかな量でも水しぶきが便器の外に飛んでしまいます。これが床や壁に染み付いて蓄積していきます。フタをしめて流すとフタの裏にしか水しぶきは飛ばないのでお掃除も楽になります。

④毎日、簡単なお掃除を続ける

1週間に一度念入りに時間をかけてじっくりお掃除するよりも、毎日1分、便器を掃除する方が尿石予防効果が高いです。便器のフタのうらやフチなどは時間がかかるのでお掃除する日を決めて行いましょう。毎日の簡単ケアは洗剤とブラシを準備しておいて、洗剤をサッとかけてブラシでこすって流す。例えばこれを、お風呂に入る前にするというクセがつくといいですね。

⑤クエン酸スプレー、スタンプ、コーティング剤などを活用する

トイレを使った後、毎回サッとクエン酸水をスプレーすると尿石予防になります。
誰でも使えるように掛けておいて、家族全員が行うと効果的です。
ただし、クエン酸にも消費期限があるので2~3週間以内に使い切れる量にしておきましょう。
最近は、便器に直接洗浄ジェルをスタンプ出来るコーティング剤も多種販売されています。
各々、芳香効果もあるので、お好みの香りのスタンプを念入り掃除の後に使うと更に掃除効果があがります。

トイレのトラブルなら、水のトラブルサポートセンターへご相談ください!

トイレは汚れがつきやすいので、定期なお掃除、メンテナンスで尿石対策ができます。
尿石が付いてしまっても、付いた量が少ない、早いうちに対処すれば除去できます。
しかし、しっかりこびりついてしまった尿石をご自身で除去するのは、なかなか難しいかもしれません。

放置しておくと悪臭を放ち、排管内に及ぶと詰まりの原因にもなりかねません。
また、尿石が付着しずらい便器に交換するという方法もあります。
尿石が取れなくてお困りの際は、ぜひ水のトラブルサポートセンターにご相談ください。

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水トラブログ編集部

最終記事更新日:2024.12.10