最終更新日:2025.08.25 水トラブログ
水のトラブルに便乗する悪質水道業者の特徴は?見極め方や対処法を解説

水漏れや詰まりなど、水のトラブルは突然発生するため、急いで業者を探す方も多いでしょう。しかし、その緊急性につけ込む悪質な水道業者も少なからず存在します。高額請求やずさんな工事などの被害に遭わないためには、業者選びが重要です。
この記事では、そうした悪質な業者の特徴や見極め方、万が一契約してしまった場合の対処法までを詳しく解説します。本記事を読めば、正しい知識を身に付けて被害防止に役立てることが可能です。
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悪質水道業者とは?
悪質水道業者とは、水のトラブルで困っている人の足元を見て不当な利益を得ようとする業者のことです。
悪質水道業者は、水道工事に明確な料金規定がないことを逆手に取り、本来不要な作業の実施や、実際にはしていない作業費用まで上乗せし、法外な修理代金を請求してきます。
急なトラブルにつけ込み、不安をあおるような説明で契約を急がせるケースもあるため注意が必要です。こうした業者に騙されないためには、彼らの特徴を事前に把握しておくことが大切です。
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水のトラブルに便乗する悪質水道業者の特徴
ここでは、悪質な水道業者がよく使う手口や特徴について解説します。
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料金や作業内容の不透明さ・高額請求
悪質な水道業者の典型的な特徴は、料金や作業内容の不透明さです。見積もりを提示しなかったり、内容が曖昧なまま作業を始めたりする場合、注意が必要です。あとから「追加作業があった」などと言って法外な高額請求をしてくる恐れがあります。
また、安さをアピールしている業者も要注意です。他社と比べて極端に安い金額を提示された場合、その裏には不要な作業や高額な追加費用が隠れていることがあります。安さだけで選ぶのは避け、契約前には必ず詳細な見積もりを確認しましょう。
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業者情報・企業実態が不明確
悪質な水道業者のなかには、ホームページにサービス名だけを掲載し、運営会社の名称や所在地、会社概要などを一切明記していないケースがあります。こうした業者は、万が一トラブルが発生した際に連絡が取れず、責任の所在も曖昧になりがちです。
また、実際に作業に来たスタッフが名刺を出さなかったり、社員証の提示を拒んだりする場合も警戒が必要です。信頼できる業者は、会社情報を明確にし、スタッフの身元もきちんと示します。事前に会社情報がきちんと公開されているかどうかを確認しておきましょう。
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営業・接客態度の問題・対応が強引
悪質な水道業者の特徴として、スタッフの接客態度や身だしなみの悪さが挙げられます。挨拶をしない、言葉遣いが粗い、名乗らずに家に上がろうとするなど、基本的なマナーが守られていない場合は要注意です。
また、飛び込み営業で突然訪問し、「近くで工事中なので点検に来た」などとさまざまな理由をつけて、家に入り込む手口が多く見られます。そのまま不要な作業を強引におこない、高額な請求をするぼったくり被害も報告されています。不審な訪問者には安易に応じず、毅然とした態度で断ることが大切です。
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契約や支払い手続きの軽視
悪質な水道業者のなかには、作業前に口頭で簡単な説明をするだけで、見積書を提示しないケースがあります。見積書の作成を求めると「有料」といわれることもありますが、そのような場合は一度依頼を見送るのが賢明です。
見積書を出さずに作業を始めた業者は、あとから高額な追加料金を上乗せして請求してくる恐れがあります。とくに水漏れなどの緊急時は焦ってしまいがちですが、すぐに依頼を決めず、事前に書面で内容や料金を確認するようにしましょう。契約内容や料金について納得いくまで確認することが、トラブル回避の第一歩です。
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悪質水道業者の一覧は存在する?
悪質水道業者の一覧は、残念ながら事実上存在しないのが現状です。こうした業者は摘発や悪評を避けるため、会社名やサービス名を頻繁に変更するからです。仮に一覧が作成されたとしても、名前が変えられ、すぐに実態がつかめなくなってしまいます。
そのため、事前に名前だけで業者の信頼性を判断するのは難しく、悪質業者を見極めるには、消費者側がこの記事で解説してきたような料金の不透明さや企業情報の有無、接客態度といった特徴に当てはまるかどうかを一つ一つ確認するしか方法がありません。
また、ポストにマグネット広告を頻繁に投函していたり、インターネット上で頻繁に広告を見かけたりする業者も注意が必要です。こうした業者は、多くの顧客を短期間で獲得しようと、ときに強引な手口を使うことがあります。
水のトラブル時には冷静な判断を心がけ、不審な点があればすぐに契約を断る勇気を持つことが、被害を防ぐための最大の防御策となります。
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信頼できる水道業者の見極め方
水道局の指定工事事業者である
信頼できる水道業者を見極める重要なポイントの一つが、水道局の指定工事事業者であるかどうかです。これは正式には「指定給水装置工事事業者」といい、水道法や水道法施行令といった法律・法令に基づき、給水装置工事を適切に施工できると認められた水道業者を指します。
指定工事事業者は、工事をおこなうために必要な国家資格を持つ技術者(給水装置工事主任技術者)によって管理監督されているため、安心して工事を依頼できます。不適切な工事は、水質汚染や漏水事故など重大なトラブルにつながる恐れがあるため、業者選びの際は必ずこの指定を受けているかどうかを確認しましょう。
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見積もりが明確・明朗会計の会社である
信頼できる水道業者は、見積もり内容が明確で、費用もわかりやすく提示されるのが特徴です。多くの場合、詳細な見積もり費用を提示し、わかりやすい料金表が用意されています。 作業内容とそれにかかる費用が明確に示されているため、あとから不透明な追加請求をされる心配がありません。
業者を選ぶ際は、焦らずに複数の業者から見積もりを取り、費用や内訳を比較検討することが重要です。そのとき、出張費や見積もり費用が無料であるかどうかも、事前にしっかりと確認しておきましょう。これにより、悪質な業者に騙されるリスクを大幅に減らすことができます。
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工事の実績が豊富にある
工事の実績が豊富な業者は、年間の対応件数や修理事例などをホームページで公開していることが多く、信頼性を見極める材料になります。実績のある業者であれば、トラブルの原因を的確に見極め、適切な対応が期待できます。
一方で、悪質な業者はトラブルが多発すると、社名やサービス名を頻繁に変える傾向があります。そのため、実績が不明瞭な業者や情報が不十分な場合は注意が必要です。必ず事前に工事実績の確認をおこない、豊富な経験と信頼性がある業者を選ぶようにしましょう。
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悪質水道業者と契約してしまった際の対処法

ここでは、万が一、悪質な水道業者と契約してしまった場合の対処法について解説します。
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クーリングオフ制度の利用
悪質な水道業者と契約してしまった場合、クーリングオフ制度の利用を検討しましょう。クーリングオフは消費者保護を目的とした法制度で、一定期間内であれば無条件で契約を解除できます。水道業者との契約内容によっては適用される可能性があり、とくに訪問販売や電話勧誘などで契約した場合に有効な手段です。
原則として、クーリングオフができる期間は、契約内容を記載した書面を受け取った日から8日間と定められています。期間内に書面で通知することで契約解除が可能です。トラブルに気付いたらすぐに書面の内容を確認し、期間内に手続きを進めましょう。
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消費者センターへの相談
クーリングオフ制度が適用されなかった場合や、業者との間で金銭的なトラブルに発展してしまった場合は、速やかに消費者センターへ相談しましょう。専門の相談員が、状況に応じたアドバイスや解決のためのサポートをしてくれます。
とくに注意が必要なのは、不当な請求をされた際、すぐに支払いをしないことです。一度支払いを済ませてしまうと、取り返すことが困難になります。そのため、少しでもおかしいと感じたら、その場での支払いは避け、まずは消費者センターに相談するようにしてください。
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水まわりのトラブルなら水のトラブルサポートセンターまで
水まわりのトラブルは突然発生し、とくに修理を急ぐ場面では冷静な判断が難しくなります。残念ながら、優良な業者のなかに悪質な水道業者が紛れていることもあります。不要な作業や高額請求などの被害を避けるためにも、業者選びは慎重におこなうことが重要です。
もしものときに備え、信頼できる業者の特徴を把握しておくと安心です。水のトラブルサポートセンターでは、24時間365日フリーダイヤルで相談を受け付けています。どのような水のトラブルでも、経験豊富なスタッフが迅速かつ丁寧に対応しますので、お困りの際はお気軽にご相談ください。
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水トラブログ編集部
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