封水とは?役割や水がなくなる原因、自分でできる原因別の対処法を解説

私たちの暮らしに欠かせない水回りの設備には、悪臭や害虫の侵入を防ぐための「蓋」の役割を果たす封水(ふうすい)があります。これは、トイレやキッチン、洗面台、浴室などの衛生器具と排水管の接続部に、常に溜められている水のことです。
この記事では、封水の基本的な知識から、水がなくなってしまう「封水切れ」の原因、そして自分でできる具体的な対処法までを詳しく解説します。水回りから嫌な臭いがする、あるいは水位がいつもより低いと感じたとき、この記事を読んで封水トラブルを解決し、快適な生活空間を取り戻しましょう。
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封水(ふうすい)とは

封水とは、排水トラップの中に、常に溜まっている水のことです。家庭内の排水口には必ずトラップと呼ばれる部分があり、この水が下水管と室内の空気を遮断する「蓋」の役割を果たします。これにより、下水道からの悪臭や有害ガスが室内に逆流するのを防ぎ、害虫の侵入を防いでいます。
とくに、キッチンや洗面台、浴室などでは、排水管がS字型やP字型、ワ型(お椀型)などの形状をしており、そのカーブ部分に溜まっている水が封水です。トイレの場合は、便器の底に溜まっている水自体が封水として機能しています。
この封水が、何らかの原因で失われた状態を「封水切れ(ふうすいぎれ)」または「破封(はふう)」と呼びます。封水が失われると、水のバリア機能がなくなり、悪臭や害虫侵入の原因となります。
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封水に必要とされる水位
封水がその役割を果たすには、一定の深さ(水位)が必要で、これを封水深と呼びます。一般的な洋式トイレでは、封水深は50〜100mm程度が目安です。
水位が50mmを下回ると、バリア機能が弱まり悪臭などのトラブルが起こりやすくなります。逆に多すぎると、排水時の水の流れに支障を及ぼすことがあります。
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【場所別】封水切れの症状

封水切れの症状は場所によって異なります。異変に気付けるよう、それぞれの特徴を把握しておきましょう。
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トイレの封水切れ
トイレの封水は、便器の底に溜まっている水です。この封水が失われた状態、すなわち水位が通常より明らかに低い、または水がない状態が封水切れです。
封水切れが起こると、下水管の臭いが室内に逆流し、下水のような悪臭が漂ってくる、チョウバエなどの虫が出てくるなどの症状が現れます。
また、水を流していないのに「ゴボゴボ」という異音が聞こえる場合や排水口付近にトイレットペーパーが詰まっている状態は、封水切れの前兆のため注意が必要です。
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キッチン・洗面所の封水切れ
キッチンシンク下や洗面台の封水切れが起こると、排水口から下水や生ゴミの腐ったような臭いが上がってきます。とくに、シンク下の収納を開けたときなどに強く感じることがあります。
また、排水トラップの奥から「ゴボゴボ」といった空気の逆流音や水が吸い込まれるような異音が聞こえる、水の流れが悪い、あるいは詰まっている場合は封水切れのサインです。封水が切れると、排水口の奥からコバエなどの小さな害虫が侵入してくる恐れも高まります。
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浴室の封水切れ
一般的な住宅の浴室には、排水口とトラップが設置されています。封水が切れると、このどちらかの排水口から下水特有の嫌な臭いがしたり、チョウバエなどの害虫が水のバリアを越えて侵入してきたりします。
排水の際に「ゴボゴボ」という異音がする場合は、封水が吸い込まれている前兆かもしれません。
ユニットバスや3点ユニットバスの場合、トイレからの悪臭と勘違いしやすいですが、実際には浴槽下の排水口が原因で封水切れを起こしているケースもあるため注意が必要です。髪の毛などでトラップ内が詰まっていると、封水切れと同時に排水の逆流が発生することもあります。
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その他の封水切れ
上記のほかにも、洗濯機の排水口やあまり使用されない地下室の床排水口などにも封水トラップは設けられています。
洗濯機を回していないのに排水口から異臭がしたり、排水ホースと排水口の接続部分から異音がしたりする場合は、封水切れやその他の問題が発生している恐れがあります。
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封水がなくなる主な原因

封水切れには、使用状況や環境、設備の不具合などさまざまな原因があります。
ここでは、封水がなくなる主な原因を解説します。
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長期間使っていないことによる蒸発
封水切れのよくある原因は「蒸発」です。トイレや水回りの設備を長期間使用しないと、排水トラップ内の封水は自然と蒸発して量が減っていきます。
とくに、夏場などの気温が高い時期や乾燥した環境では蒸発が早まり、一般的に、封水は2週間から1ヵ月程度で完全に蒸発してしまうといわれています。旅行や出張で家を空ける期間が長い場合、この蒸発による封水切れに注意が必要です。帰宅時に水回りから嫌な臭いがしたら、まずは蒸発を疑いましょう。
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排水管の汚れや詰まり
排水管の内部の汚れや詰まりによって、封水が正常に溜まらなくなったり、封水切れにつながったりする恐れがあります。
主に、以下のような箇所で詰まりが発生しやすくなります。
・トイレの場合は大量のトイレットペーパーや水に溶けないものや異物
・キッチンの場合は油や食物のカス
・洗面所や浴槽の場合は髪の毛や皮脂汚れ、石鹸カス
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誘引現象
誘引現象も封水がなくなる原因の一つです。
誘引現象は主に、マンションやアパートなどの集合住宅で起こりやすい現象です。
上階の住人が一度に大量の水を流すと、水が排水立て管(垂直に伸びる排水管)を勢いよく流れ下ります。その際、排水管内の空気も一緒に引き込まれ、一時的に負圧(気圧が低い状態)が発生します。
この負圧によって、下階にある排水トラップの封水が排水管のほうへ吸い出されてしまい、封水がなくなる現象が誘引現象です。
一時的な場合が多いですが、頻繁に起こると常に封水が減少する状態になります。
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自己サイホン現象
自己サイホン現象が原因で、封水切れを起こすこともあります。
自己サイホン現象とは、一度に大量の水を流した際に発生する現象です。たとえばトイレを洗浄すると、排水管の一部が水で満たされてサイホンの原理が過剰に働き、本来残るはずの封水まで引き込んでしまうことがあります。
排水の勢いが強すぎる場合や、排水トラップの形状によって起こりやすく、排水後に封水の水位が異常に低くなるのが特徴です。まれに設計上のミスで発生することもあるため、同じ症状が繰り返される場合は業者に確認してもらうことをおすすめします。
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凍結
外気温が氷点下になる厳寒期には、排水トラップ内の封水や排水管内の残留水が凍結することがあります。その結果、水の流れが悪くなって詰まりが発生し、封水切れにつながります。
とくに、屋外や北側の水回り、使用頻度の低い箇所の配管で起こりやすい現象です。また、凍結によって排せつ物などが硬化し、流れが悪くなることもあります。
ただし、この現象は一時的で、凍結が解消すれば通常通り排水できるようになるので、気温の上昇を待つか、水道管を温めることで対処可能です。
水道管が凍結する原因や適切な対処法については、以下の記事で詳しく解説しています。
水道管が凍結したときの適切な対処法!原因や防止策、修理費用を解説
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下水の逆流
台風や集中豪雨などで大量の雨水が下水道に短時間で流れ込むと、下水管内の圧力が急激に上昇します。この圧力により、下水や空気が排水管を通って建物側へ逆流することがあるので注意が必要です。
逆流の勢いで封水が押し出されたり、逆流後に水位が乱れたりすると、封水切れが起こります。このトラブルは力が強くかかるため、2階以上でも発生することがあり、悪臭や汚水が室内に噴き出す深刻な問題です。
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トイレタンク内の部品故障や不具合
トイレの場合、便器へ水を供給しているトイレタンク内部の部品の不具合が封水切れの原因となることがあります。
たとえば、便器内に水を補充するための補助水管(オーバーフロー管に差し込まれている細い管)が外れていたり、向きがずれていたりすると、便器に十分な水が送られません。その結果、封水の水位が正常に保てなくなります。
また、タンク内のボールタップやフロート弁などの部品が故障している場合も注意が必要です。適切な量の水が溜まらず、便器へ流れる水量が不足して封水が低くなることがあります。
以下の記事では、トイレタンクが故障する原因と対処法について解説しています。
トイレタンクが故障したらどうしたらよい?原因と対処法、修理費用を解説
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排水トラップの破損
封水を溜めている排水トラップ本体に亀裂や穴などの破損、または接続部のナットの緩みやパッキンの劣化が生じると、その部分から水が漏れ出し、封水が維持できなくなります。
とくにトイレの場合、便器本体にヒビや割れがあると同様に水漏れが発生し、封水が正常に溜まりません。破損箇所からは水が常に漏れ出てしまうため、結果として封水切れを引き起こします。
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封水が減ると起こる問題

封水が減ったり、なくなったり(封水切れ)すると、以下のような問題が発生します。
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悪臭が発生する
封水の重要な役割である「蓋」の機能が失われるため、下水道内の悪臭や有害ガスが、遮られることなく室内に逆流してきます。下水特有のドブのような臭いが常に室内に充満すると、快適な生活とはいえません。また、マンションなど集合住宅は、共用排水管の臭いも逆流するため強い悪臭となります。
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掃除が大変になる
トイレの場合、正しい水位であれば、排泄物が封水につかることで汚れも一緒に流れやすくなります。しかし、水位が低いと排泄物が便器に直接つくため、流れにくかったり、乾燥して付着したりして掃除の負担が増えます。
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害虫や害獣が侵入する
封水は、排水管の奥に生息するゴキブリやチョウバエなどの害虫、さらにネズミなどの害獣が室内に侵入するのを防ぐ物理的なバリアでもあります。封水が切れると、これらの害虫が排水管を通り抜け室内に入ってくるため、衛生面でも大きなリスクです。
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排水機能が低下する
封水切れの原因が排水管の詰まりの場合、水の流れ自体が阻害されているため、本来の排水機能が大きく低下します。水が流れにくくなる、または完全に詰まってしまうことで、水回り設備の使用自体ができなくなる恐れがあります。
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【原因別】自分でできる封水切れの対処方法と直し方

封水切れが起きたら、まずは水を足して応急処置をしますが、原因別の対処が必要です。
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蒸発や誘引現象の場合
蒸発や誘引現象で水位低下や封水切れを起こした場合は、トイレではレバーを引いて水を流し、それでも改善しない場合はバケツ1杯程度の水を便器内へゆっくり流しいれることで解消する可能性があります。
キッチン・洗面所・浴室の場合は、1分程度、蛇口から水を流し続ける、またはコップ数杯分の水を排水口へ流すことで改善する可能性があります。
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排水管の汚れやつまりが原因の場合
排水管の詰まりが原因で封水切れが起こっている場合は、詰まりを解消します。軽度な詰まりには、市販の液体パイプクリーナーを流して汚れを分解するか、ラバーカップ(スッポン)を使うことで解消できる場合があります。
ラバーカップは、トイレやキッチンなど場所ごとに形状が違うため、使用する場所に合ったものを選びましょう。とくにキッチンや洗面台など、排水口に溢れ止め穴がある場合は、ガムテープや濡れタオルなどでこの穴をしっかりと塞ぐと、圧力が逃げずに効果が高まります。
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自己サイホン現象の場合
上記で解説したラバーカップの使用や水を流し入れる方法で、自己サイホン現象が改善しない場合は、自分での対処は困難です。とくに、流し入れた水が溢れそうになる・溢れてしまう場合や頻繁に水位低下が発生する場合は、配管や建物の構造的なトラブルが疑われます。
このような場合は、戸建て住宅なら水道業者へ、マンションやアパートなどの賃貸物件の場合は大家さんや管理会社へ相談しましょう。
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凍結の場合
凍結が疑われる場合、熱湯をかけると配管が破損する危険があるため厳禁です。
凍結している場所が露出している排水管であれば、配管にタオルなどを巻き、その上から40~50℃程度のぬるま湯をゆっくりとかけましょう。または、ドライヤーの温風を当てることで凍結が解消できる可能性があります。
トイレの便器に近い部分が凍結した場合は、便器内にぬるま湯を少しずつ流し込むことで解消が期待できます。凍結が解消すれば封水は正常に戻りますが、水漏れがないか確認してください。
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下水の逆流の場合
逆流が起こった際は、まず汚水が室内に上がらないよう「水のう」を排水口に設置する応急処置が有効です。水のうとは、ゴミ袋などの大きめの袋を二重にし、水を入れ、口をきつく結んだものです。これをトイレや浴室などの排水口に置くことで、逆流の勢いを抑えられます。
また、大雨などによる一時的な逆流の場合、屋外の排水桝(ます)の蓋を一時的に開けることで、下水管内の圧力が下がり、逆流が解消される可能性があります。逆流が収まったら封水を補充し、汚水の清掃・消毒をおこないましょう。繰り返す場合は、逆流防止弁の設置など専門業者への相談が必要です。
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トイレタンク内の不具合の場合
トイレタンクから便器へ水が正しく供給されていない場合は、タンク内の部品が原因の可能性があります。まずは、止水栓を閉めてから作業を始めましょう。
封水の水位を調整する補助水管が、中央のオーバーフロー管に正しく差し込まれているか確認し、外れていたら元に戻します。トイレの水を流したあともタンクから「チョロチョロ」と水の流れる音がしない場合も、水が正しく補充されていないサインです。
内部構造がよくわからない状態で無理に触ると、部品を破損させる危険があります。タンク内部の確認や調整が難しい場合は、無理せず水道業者へ依頼するほうが安全です。
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排水トラップの破損の場合
排水トラップ本体に亀裂や穴、または接続部の緩みや劣化による破損がある場合、トラップの交換が必要となります。交換の際は、現在使用しているものと同じトラップや後継品を用意しなければなりません。
排水トラップの交換作業は、配管に関する知識や専用の工具が必要となり、不適切な修理は水漏れなどの二次被害を引き起こす危険性があります。自分で対応が難しいと感じた場合は、業者へ依頼することをおすすめします。
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封水切れを事前に防ぐための予防法

日頃からの心がけと定期的なメンテナンスで、封水切れのトラブルは大幅に減らせます。
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こまめに清掃をする
封水切れの原因となる詰まりや毛細管現象を防ぐためには、排水口のゴミ受けの清掃をこまめにおこない、排水管を清潔に保つことが重要です。清掃をする際は、同時に封水の水位に問題がないか確認しましょう。目に見える範囲で詰まりがないかなども確認することで、封水切れの早期発見につながり、トラブルの深刻化を防ぐことができます。
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蒸発予防をする
長期の旅行や出張などで家を空ける場合は、封水の蒸発を防ぐ対策をしておきましょう。短期間の不在であれば、出発前にすべての水回り設備で多めに水を流しておくだけでも対処できます。
1ヵ月以上の長期不在の場合は、ホームセンターなどで購入できる封水蒸発防止剤(蒸発抑制剤)を活用するのが有効です。これを封水部分に投入することで、水の蒸発を遅らせ、長期間封水を維持できます。
また、便器や排水口の封水表面をラップで密着させて覆うのも、手軽に蒸発を防ぐための応急的な予防策として有効です。
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放置せず早急に対処する
「下水臭い」「水位が低い」など、封水切れの兆しを感じたら、放置せずすぐに水を足すなどの応急処置をおこないましょう。異変を放置することで、軽度だった被害が悪化・拡大したり、大規模な修理が必要になったりする恐れがあります。早期に対処することで、被害を最小限に抑え、トラブルの深刻化を防ぐことができます。
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修理を業者へ依頼したほうがよい場合

以下のような状況では、無理に自分で対処しようとせず、速やかに水道修理業者へ依頼することをおすすめします。
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自分でできる対処法を試しても改善しない場合
ラバーカップやパイプクリーナーを使っても解消しない頑固な詰まりや、水を補 充しても水位が戻らない場合は修理業者へ依頼したほうがよいでしょう。あるいは対処法を試してみても原因が不明な場合は、専門的な知識や機械が必要な構造上の問題が隠れている恐れがあります。
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封水切れが頻繁に、または継続的に発生する場合
蒸発以外の原因(誘引現象、自己サイホン現象など)で封水切れが頻繁に発生 し、生活に支障が出ている場合は、建物全体の配管や通気不良が原因の可能性が あります。頻繁に発生するようであれば、専門家による根本的な調査と構造的な改善が必要です。
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被害が大きい場合や物理的な破損が疑われる場合
凍結や経年劣化による排水トラップ、便器本体の破損が疑われる場合や、汚水が逆 流するなど被害が大きい場合は、自分での対応は危険です。放置することで事態を悪 化させる恐れもあるため、早急に業者へ修理依頼をすることが最善です。
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トイレの封水に関するよくある質問
トイレの封水に関する疑問や不安を解消しましょう。ここでは、よくある質問と回答をまとめました。
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トイレの封水とは何ですか?
便器の排水口にある水で、下水管からの臭いを防ぐバリアです。排水管と便器の間に水が溜まることで、臭いや害虫をシャットアウトしています。
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封水は何日でなくなりますか?
封水は使用状況や気温によって変わりますが、1週間程度放置すると徐々に蒸発して少なくなることがあります。とくに使用頻度が低い場合は早く減ります。定期的に水を流すか、封水の蒸発を防ぐ工夫をすると悪臭や下水ガスの逆流を防げます。
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封水が切れるとはどういうことですか?
封水とは便器の排水口にある水のことで、下水の臭いを止めるバリアの役割があります。封水が切れるとは、この水が蒸発や逆流でなくなり、臭いや害虫が便器から上がってくる状態を指します。
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封水切れの直し方は?
封水が切れた場合は、便器に直接水を注ぐことで元の水位に戻せます。長期間使用しないトイレでは、定期的に水を流すか、ラップで便器内を覆うと蒸発を防ぎ、封水切れを予防できます。封水切れによる悪臭や下水ガスの逆流を防ぐため、早めに対応することが大切です。
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封水がなくても臭いがするのはなぜ?
封水がなくても臭いがする場合は、排水管やトラップ内部に汚れや雑菌が残っていることが主な原因です。また、排水管の通気口(ベント管)が詰まっていたり、便器と排水管の接続部分が緩んでいたりする場合も臭いが上がることがあります。定期的な清掃や配管点検で改善できます。
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トイレの封水は蒸発しますか?
封水は空気に触れることで徐々に蒸発します。とくに、暖房の効いた乾燥した室内では早く減り、数日~1週間程度で水位が下がることがあります。蒸発によって封水切れが起こると悪臭や下水ガスの逆流の原因になるため、定期的に水を流すなどの対策が必要です。
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トイレの封水にラップをするのは有効ですか?
有効です。水面にラップをすることで蒸発を防ぎ、封水を長持ちさせることができます。とくに、長期間使わない場合におすすめです。ただし、定期的に水を流すことや掃除も併せておこなうと、より衛生的に保てます。
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トイレの封水が切れたときの対処法は?
封水が切れた場合は、まず便器に水を注いで元の水位に戻すことが基本です。長期間使用しないトイレでは、ラップで覆って蒸発を防ぐ、定期的に水を流すなどで封水切れを予防できます。封水がない状態では下水臭やガスが上がるため、早めの対応が重要です。
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アパートのトイレの封水が下がる原因は?
封水が下がる主な原因は蒸発、排水管の通気不良、排水管内の異物や汚れです。とくに長期間使用しないトイレや暖房で乾燥した室内では水が蒸発しやすくなります。また、排水管のベント管が詰まると封水の保持力が低下し、悪臭やガスの逆流の原因になります。
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便器の封水の対策は?
封水を保つには、定期的に水を流すことが基本です。長期間使用しない場合は、便器内にラップをかぶせて蒸発を防ぐ方法も有効です。また、排水管やベント管の清掃・点検をおこない、通気不良や詰まりを防ぐことも大切です。これらにより、下水臭やガスの逆流を防げます。
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封水のトラブルは水のトラブルサポートセンターへ相談を
封水切れによる悪臭や害虫の侵入は、日常生活の快適さを大きく損なう深刻な問題です。自分で対処できる場合もありますが、排水管の奥の詰まりや配管の破損など、専門的な知識や工具が必要なトラブルも少なくありません。
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水トラブログ編集部
最終記事更新日:2019.07.25

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