最終更新日:2024.08.02 お役立ち情報トイレ

トイレの水位が下がる原因は?トイレがコポコポなっている理由と対処法を解説

トイレの水位アイキャッチ画像

トイレの便器の中には通常、水が溜まった状態になっています。この水は悪臭を防いだりトイレをきれいに保つ為に必要な大切な水です。その水が、いつもより少ない、水位が低い時は何らかのトイレトラブルが置きている可能性があります。
今回は、トイレの注意すべき症状、水位が下がる原因と対処法、注意点、業者に修理・点検を依頼する場合のポイントについて、ご紹介します。

トイレの注意すべき症状

トイレは、毎日、家族全員が使うので、何かとトラブルが発生しやすい場所になります。
そして、トラブルが発生したら、とても困る設備です。
下記のような症状が出ていないか、注意しましょう。

コポコポという音が鳴る

トイレを流した後に、「コポコポ」とか「ゴボゴボ」という空気音が聞こえてきたらトイレ詰まりのサインかもしれません。排水管のどこかで詰まりが発生していて、汚水が溜まり、空気が汚水を抜ける時に鳴る音の可能性があります。

封水の水位が低い

いつもより便器の底の水が少なくなっている場合は何らかのトラブルの可能性が高いです。
封水は、下水からの臭いが上がってこないようフタの役割をしています。また下水管からの害虫の侵入を防ぐ役割もあります。封水が減っている場合は悪臭、虫被害を引き起こしますので早急な対処が必要です。
しかし、旅行などで長時間使ってなかった時は、蒸発していることもありますので一度、水を流してみましょう。

トイレの水位が下がる原因

では、トイレの水位が突然下がってしまう原因は何でしょうか。

水が蒸発していた

封水は特別な液体ではなく、普通の水なので、放置すると蒸発して少なくなります。
例えば、旅行などで長時間にわたって家を留守にすると、当然トイレを使う人もいないので水が流されることもなく、どんどん蒸発して帰宅したら水が無くなっていたということも。
蒸発する理由が判明しているのであれば、自然現象なので問題はありません。
しかし、トラブルではなくても。封水がなくなると下水臭がトイレに充満し、下水管からの害虫が侵入するという場合もあります。
長時間留守にする場合は、ラップでフタをしておくのが一番手軽にできる対策です。
別荘など、長期にわたって不在になる場合は「蒸発防止剤」という薬品もありますので試してみてください。

毛細管現象

聞き慣れない言葉かもしれませんが、弊社にご依頼頂いたお客様宅でも結構、起こっている現象です。
主な原因はトイレットペーパーです。流しきれなかったトイレットペーパーの切れ端が封水に触れていると少しづつ水を吸って水位が下がります。
毛細管現象は、節水対策をしていると起こりやすい症状です。節水自体は悪いことではないですが、トラブルが起きない範囲で行いたいものです。

便器の破損

はっきり割れていると確認できたら、すぐに対処しますが。目に見えないところに小さなヒビが入っているような場合、少しづつ水漏れを起こして封水がなくなっていきます。
拭いても拭いても、便器に水が付くという場合は、どこかに破損があるのかもしれません。
集合住宅の場合、このような破損を放置すると下の階に水漏れして、大事になることもありますので、おかしいなと思ったら業者に点検を依頼することをおすすめします。

水量の減少

トイレに流れる水が何等かの理由で少なくなったら、当然、水位は下がります。
この現象の主な原因はトイレタンク内の部品破損や劣化が考えられます。
トイレのタンクは一回水を流し切ると、給水された水が便器に流れ出ないような仕組みになっています。しかし、タンク内の部品が破損していると便器内にチョロチョロと
水が流れ出てしまって、いざ水を流そうとすると水が減っているということになります。
なんだかレバーを捻っても出てくる水が少ないと感じたら、タンクの中を確認してみましょう。

サイホン作用

サイホン作用とは、集合住宅でよく起こる水の現象です。ご自宅より上の階の人が大量の水を一気に流すと、排水管の気圧も一気に下がり、他のお宅の封水を引っ張ります。
結果として、封水が無くなってしまいます。
気圧の変化によって起こっていることなので、問題はありません。

トイレの水位が下がっている時の対処方法

トイレの水位が下がっている場合、原因によって対処方法が異なります。

蒸発が原因の場合

旅行等で長時間留守にしたことで蒸発したことが原因だった場合は、再度水を流すことで元に戻りますので、ご使用は問題ありません。しかし、原因欄でもご説明したように封水がなくなると悪臭、虫被害を起こすこともありますので、長時間使わないことがわかっている場合は、ラップでフタをする、蒸発防止剤を使う等の対策をされることをおすすめします。

トイレ詰まり(毛細管現象)が原因の場合

水やお湯を流す

毛細管現象の場合、大量のトイレットペーパーではなく切れ端などの少量の詰まりであることが多いので、水やお湯を流すことで解消する場合があります。
少し大きめのバケツに水やお湯を入れて、便器に勢いよく流し込みます。
ちょっと高い位置から流すと効果が高いです。
水が跳ねるので便器周りの養生もしっかりしておきましょう。
お湯を使う場合は、温度に注意が必要です。便器は陶器製なので熱湯をかけてしまうと割れる恐れがあります。40~60℃程度のお湯を使います。

ラバーカップを使う

水やお湯を使っても流れない場合は、ラバーカップを使いましょう。
ラバーカップは便器の形状によって種類が分かれていますので購入時は注意してください。
使用方法は、排水口にラバーカップを密着させてゆっくり押し込みながら空気を抜いていきます。しっかり空気が抜けたら一気に引きましょう。何回か繰り返すと異物を引き抜くことが出来ます。
カップを引き抜く時、水が跳ねますので、便器周りの養生は必須です。

便器の破損が原因の場合

便器の破損からの水漏れが確認できたら、業者に点検・修理を依頼することをおすすめします。
便器は非常に重たい物で、狭いトイレで便器の取り外しなどをご自身で行うのは危険です。
まずは業者に調査依頼しましょう。

水量の減少が原因の場合

トイレタンク内の部品の劣化、破損が原因だった場合は、タンク内の部品を交換することで解消します。
部品の特定、交換方法までご自身で対処出来る場合は、メーカーから部品を取り寄せたりホームセンターなどで購入して交換しましょう。
しかし、トイレタンク内は様々な細かい部品が組み合されており、目的の部品とは違う部品を傷つけてしまったりすることもありますので、少しでも不安があれば業者に依頼することをおすすめします。

誘引現象(サイホン作用等)が原因の場合

サイホン作用の様に、自然現象が引き起こしている一時的な水位の低下は水を流すことで解消されます。
しかし、頻繁におこる場合は調査をした方がいいかもしれません。
集合住宅の場合は管理会社に相談してみましょう。
戸建てのお宅でも家族が多く、トイレや浴室で同時に水を流すとサイホン作用が起こります。その際は、ご家族構成に適しているのか等の調査が必要になってきます。

トイレの水位が下がった原因に対して自分で対処する際の注意点

トイレの水位が下がってしまっても、ご自身で対応することは可能です。しかし、ちょっとしたことで新たなトラブル箇所を作ってしまうこともありますので注意点をご紹介します。

水位が下がってしまった原因は何かを特定する

原因もわからず、やみくもに対処しても効果がないどころか、違うトラブルを招きかねません。
まずは原因の特定から初めましょう。ご自身の記憶にないのなら、ご家族に聞いてみるなどしてみましょう。原因が全くわからない場合は業者に調査依頼されることをおすすめします。

水に溶けない異物の場合は要注意

携帯やメガネなど、水に溶けない異物が原因の場合は、ラバーカップは適しません。
真空状態を作る時に、異物を排管の先に押し出してしまい更にひどい状態になってしまうこともあります。意外と手の届く範囲にとどまっていることにありますので、肘まである長めのゴム手袋をして、便器の中を探ってみてください。
それでも、探し出せない場合は、業者に依頼することをおすすめします。

ブラシなどの道具で無理に解消しようとしない

ワイヤーブラシやポンプブラシなど、ご家庭で使える詰まり解消道具も多々あります。
もちろん、これらで解消するケースもたくさんありますが、中にはプロでないと解消しないこともあります。そのようなトラブルに、ご家庭用の道具で無理になんとかしようとしてしまうと排管を傷つけてしまったり、ブラシの先端が抜けなくなった、先が取れて新たな詰まりを起こしてしまうこともあります。
ある程度やってみて、解消しない場合は別の方法を考えましょう。

自分での対処が難しい場合は業者へ修理・点検を依頼

ご自身で対処できることも多いのですが、ある程度やっていて改善の兆しが見えない場合やそもそも作業に不安がある時は業者に依頼することをおすすめします。
状態が悪化するほど、費用はかさみます。速やかに業者に依頼して対処してもらったほうが安くなる場合が多いです。
どういうトラブルでも、症状が軽微な段階で業者に相談するのがおすすめです。

水のトラブルサポートセンターの作業事例

実際に弊社が行った「トイレの水位が低くなった」「トイレからゴボゴボと音がする」というご相談を受けた作業事例をご紹介します。/p>

【作業事例1】トイレの水位が低くなった

トイレの便器の水位が1~2時間くらいかけて徐々に下がっていきます。

トラブルの症状:トイレの水位低下
トラブルの要因:経年劣化
作業時間:3~4時間
作業内容:トイレ交換

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【作業事例2】トイレからゴボゴボと音がする

トイレタンクかトイレ本体から、ゴボゴボと音がしている。流れも悪くタンクに水が溜まるのも時間がかかる。

トラブルの症状:トイレからゴボゴボ音がする
トラブルの要因:経年劣化
作業時間:2時間
作業内容:トイレ交換

詳しくはこちら

トイレのトラブルなら、水のトラブルサポートセンターへご相談ください!

トイレの水位が低くなってきたら水のトラブルサポートセンターにご相談ください!
毎日使うトイレ。使えなくなるとたちまち困ります。
ご自身での作業に少しでも不安を感じている場合は、一度プロにチェックを依頼してから判断するととても安心です。
水のトラブルサポートセンターなら、トイレトラブルの作業実績も多いので安心してご依頼ください。
まずは、無料でお見積りをさせて頂きます。

急なトイレトラブルでお困りの際は、ぜひ水のトラブルサポートセンターにご相談ください。

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水トラブログ編集部

最終記事更新日:2024.10.30