最終更新日:2026.10.13 お役立ち情報キッチン水トラブログ
キッチンの水栓(蛇口)がグラグラする原因は? 自分でできる対処方法と修理費用の目安を解説
「キッチンの蛇口の根元がグラグラする……」「このまま使うと壊れそうで心配」。そんなときは、まずは落ち着いて、水漏れの有無を確認しましょう。
ぐらつきを放置すると、接続部に負荷がかかり、水漏れにつながるおそれがあります。シンク下の漏れは目に入らない箇所なので気づきにくく、収納物や床まで被害が広がることもあります。
ただし、ぐらついたからといって、すぐに本体交換が必要とは限りません。この記事では、まず応急処置から解説します。原因の見分け方、自分で直せる範囲、修理費用の目安を確認し、状況に合った対応を選びましょう。
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キッチンの水栓(蛇口)がグラグラするときに今すぐできる応急処置

まずは、止水栓を閉めて、水栓への給水を止めましょう。次に、水漏れとぐらつく場所の確認手順を説明します。
- 1.シンク下のお湯側・水側の止水栓を閉めます。
- 2.収納内の水漏れやにじみを確認します。
- 3.水栓本体とレバーのどちらが動くのか確認します。
- 4.水栓本体が動く場合は、固定部のゆるみを疑います。
- 5.レバーを操作する必要があれば、根元を支えます。
止水栓は通常、シンク下の収納部分にあります。扉を開け、蛇口につながる湯・水の配管に付いたハンドルやマイナス溝を探しましょう。溝付きはマイナスドライバー、ハンドル式は手で時計回りに閉めます。
回した回数を記録しておくと、修理後、再開するときに元の水量へ戻しやすくなります。
閉めた後は蛇口から水が止まるか確認します。賃貸住宅にお住まいの場合は、自己判断で修理せず、止水後にまずは管理会社や大家さんへご連絡ください。見つからない・固くて回らない場合は、家全体の水を止める元栓を閉めましょう。元栓は水道メーターのそばにあります。戸建ては敷地内の地面のメーターボックス、集合住宅は玄関横の扉内などにあることが多いです。元栓を閉めると、キッチンだけでなく家全体の水が止まりますので注意しましょう。
次に、収納内や配管の接続部を見て、にじみがあればタオルとバケツで受けます。にじんでいた水の処理が終わったら、水栓本体が動くのか、レバーが動くのか確認してみましょう。その際、あまり強く動かすと破損する恐れがありますので注意しましょう。
水栓本体が動く場合は、本体を天板に固定している取付ナットの緩みが考えられます。締め直して確認してみましょう。改善しない場合は、他の箇所のゆるみも確認が必要です。
レバーだけが動く場合は、レバーを固定するビスのゆるみを確認しましょう。詳しい作業手順は後述します。
ご自分で解消できない場合は、速やかに業者に修理依頼しましょう。無理な分解や力任せの作業は水栓の破損にもつながるので避けましょう。水漏れがある場合は、止水栓もしくは元栓は閉めたままにしておきましょう。
キッチンの水栓(蛇口)がグラグラする主な原因は?

ぐらつきの原因は、固定部品のゆるみから設置面の傷みまでさまざまです。水栓全体とレバーのどちらが動くかに加え、根元のすき間や使用年数も確かめると、締め直しで対応できそうか判断しやすくなります。
取付ナットのゆるみ
シングルレバー混合栓は、お湯と水を混ぜ、1本のレバーで水量と温度を調節する水栓です。ワンホールとは、1つの取付穴に設置する方式を指します。ナット固定式では、天板の下から取付ナットを締め、本体を動かないように支えます。
レバー操作やホースの出し入れによる力・振動が繰り返し加わり、取付ナットがゆるむ場合があります。水栓本体が動く場合は、取付ナットのゆるみが原因として考えられます。
機種によっては上側の固定ねじを締める場合もありますので、取扱説明書で確認しましょう。
レバーハンドルのビスのゆるみ
水栓本体は動かずレバーだけが動く場合は、レバーを固定する止めネジのゆるみが考えられます。六角穴のビスやプラスねじなど、種類は機種によって異なります。
カートリッジは、レバーの動きを受けて水温・水量を調節する内部部品で、使用に伴い摩耗や破損が生じることがあります。レバーを固定するネジを締めても改善しない場合は、カートリッジの劣化や固定しているナットの緩みの可能性もあります。
パッキンの劣化
パッキンは、接続部のすき間を埋めて水の侵入や漏れを防ぐ部品です。水栓と天板との間にもゴム製のパッキンが使われ、水の侵入を防いでいます。しかし、経年で硬くなったり変形したりすると、接続部にすき間ができてガタつき、グラつきが生じる場合があります。
水栓の根元にガタつき、グラつきがあり、水がにじんでいるような場合は、パッキンの劣化も原因として考えられます。
水栓本体やシンク天板側の劣化・破損
水栓の寿命は使用状況にもよりますが、約10年が目安です。内部部品などの劣化は、それより早く生じることもあります。
また、土台となるシンク側も経年とともに劣化することがあります。毎日使ううちに振動や負荷が繰り返し加わり、取付穴の周囲が変形する場合もあります。
自分で直せる? 業者に依頼すべき?
ご自分で対処できるのかの判断は、ガタつき、グラつき以外にもトラブルがないか、作業をするにあたって不安がないかなどが基準になります。ご自分で対処できる範囲を超える場合は無理せず、業者に依頼しましょう。
自分で対応できるケース
ガタつき、グラつき以外のトラブルがなく、どこを締めたらいいのか明確に分かる場合は、ご自分での対処が可能です。メーカーによっては利用者の作業を禁止している項目もあるので、取扱説明書で確認しましょう。作業前に必ず止水栓を閉めてください。
作業するにあたっては、工具が必要です。立水栓レンチやモンキーレンチ、プラスドライバー、六角レンチなど、機種に適した工具を準備しましょう。
工具以外にも、懐中電灯や養生シート、滑り止め付き軍手などを用意しましょう。
業者に依頼したほうがよいケース
業者に依頼した方がいい主なケースは、以下の4点です。
対応内容も含め、以下を参考にして、業者に依頼しましょう。
|
ケース・状況 |
想定される原因 |
対応・相談内容 |
|
水漏れがある |
内部部品の劣化など |
まずは止水し、業者に水漏れ状況を説明し修理依頼する。 |
|
締め直してもぐらつく |
天板や下地の傷み、取付穴の広がり |
力任せに締め続けず、固定部や設置面の点検・補修を業者に確認してもらう。 |
|
設置から10年以上経過 |
経年劣化 |
機種によっては、10年以上経過すると部品供給期間も終了していることが多いので、まずは業者に経過年数と症状詳細を伝えて点検依頼をする。 |
|
作業箇所が不明・狭い |
安全に作業できない環境 |
無理に作業せず、業者に修理依頼する。依頼時にぐらつき箇所、水漏れの有無、使用年数などを伝えると、後の作業がスムーズに進みます。 |
信頼できる業者を選ぶポイント
指定給水装置工事事業者かどうか確認
- ・地域で適正に工事を行えると認められた事業者です。(水道局などのホームページで確認できます)
事前見積もりと費用の内訳を確認
- ・作業前に、作業費・部品代・出張費・深夜割増などを含む総額を明確に記した見積もり書をもらいましょう。
- ・見積もりをもらったら、作業内容の詳細や料金の内訳を確認しましょう。
説明の分かりやすさと納得感を見極める
- ・原因や修理箇所、「部品交換で済むか、本体交換が必要か」を明確に説明してもらいましょう。
- ・説明が曖昧なまま契約を急がせる業者は、特に注意が必要です。
作業実績や施工事例数・口コミ・企業情報を確認
- ・業者のホームページで、作業実績や施工事例が掲載され、更新されているかを確認しましょう。古い情報のまま更新がない業者は注意が必要です。
- ・利用者の口コミも参考にしてみましょう。鵜呑みにはできませんが、悪い評判が多い業者は避けた方がよいでしょう。
- ・ホームページに業者の企業情報があるかも重要なポイントです。
原因別の作業手順

キッチン水栓がガタつき、グラつく場合の主な原因は以下の通りです。
- ・取付ナットが緩んでいる
- ・レバーハンドルのビスが緩んでいる
- ・天板との間にあるパッキンの劣化
原因別の作業手順を説明します。取付方式は機種で異なるため、メーカー名と型番から説明書を確認し、自分の水栓と一致する手順だけを行いましょう。
取付ナットが緩んでいる
取付ナットの緩みが原因の場合は、締め直すことでガタつき、グラつきが解消することがあります。
- 1.止水栓を閉めます。
- 2.シンク下の収納部分の荷物を出して作業場所を確保します。
- 3.懐中電灯で天板裏を照らしながら、本体が一緒に回らないように支え、適合工具でナットを締めます。
- 4.ガタつき、グラつきがなくなったか確認します。
- 5.止水栓をゆっくり開け、根元とシンク下の漏れを確認します。
注意点
天板裏のナット固定式の手順です。
給水ホースの接続ナットと間違えないよう、作業前に取扱説明書で位置を確かめましょう。
樹脂製の部品もあるため、ナットの締めすぎには注意してください。
レバーハンドルのビスが緩んでいる
レバーハンドルのビスの緩みが原因の場合は、締め直すことでガタつき、グラつきが解消することがあります。
- 1.止水栓を閉めます。
- 2.レバーの側面もしくは背面などにあるカバーを、取扱説明書に沿って外します。
- 3.適合する六角レンチやドライバーを使い、ビスを時計回りにゆっくり締めます。
- 4.カバーを戻し、レバーの操作性やガタつき、グラつきがなくなったかを確認します。
- 5.問題なければ止水栓をゆっくり開けます。
注意点
ビスを締めても改善しない場合は、前述のカートリッジや押さえナットなどの点検を業者に依頼しましょう。部品を買う前には、本体の品番シールや説明書でメーカー名と型番を確認してください。
天板との間にあるパッキンの劣化
パッキンの劣化が原因の場合は、パッキンを交換することでガタつき、グラつきが解消することがあります。以下は、業者が行う作業の流れです。
- 1.止水栓を閉めます。
- 2.給水管・給湯管を外します。
- 3.固定ナット、ワッシャーなどの金具類を外します。
- 4.水栓本体を天板から抜きます。
- 5.古いパッキンを新しいパッキンに交換します。
- 6.水栓を天板にはめます。
- 7.固定ナットを締めて給水管・給湯管を取り付けます。
- 8.止水栓を開けて、ガタつき、グラつきや水漏れがないか確認します。
注意点
天板のパッキン交換は水栓本体をいったん取り外す必要があり、作業の難易度が上がります。購入前にメーカー名と型番を確認し、適合部品を選んでください。給水管との接続も伴うため、作業に不安がある場合は、無理に作業せず業者に依頼することをおすすめします。
キッチン水栓のガタつき、グラつきを防ぐ方法
キッチン水栓は毎日使うものなので、レバーやホースに強い力がかからないようにしましょう。また、固定部にも負担をかけない使い方を心がけましょう。シンク下の収納部分や固定部、接続部も年に1回程度確認しておくと、小さな変化に気づきやすくなり、トラブルの予防につながります。
設置から10年程度経過したら、経年劣化によるトラブルに注意しましょう。機種ごとの説明書で、より短い点検間隔が示されている場合はそれに従います。
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修理・交換にかかる費用相場

修理費用は、締め直しで済むか、部品や本体を交換するかによって変わります。以下は事業者の公開料金例を基にした目安なので、依頼前には作業費だけでなく、部品代や訪問料金を含む総額を確認しましょう。
【一般業者】
|
作業内容 |
費用目安(税込) |
|
ガタつき、グラつきの調整(増し締めなど) |
3,300円〜(作業費のみ) |
|
パッキンなど部品交換 |
12,100円〜(パッキン交換は部品代込み、その他の部品交換は別途部品代) |
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水栓本体の交換 |
30,000円〜50,000円程度(工賃+本体代) |
【水のトラブルサポートセンター】
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作業内容 |
費用目安(税込) |
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ガタつき、グラつきの調整 |
3,300円〜(作業費のみ) |
|
パッキンなど部品交換 |
3,300円〜(作業費のみ / 別途部品代が必要) |
|
水栓本体の交換 |
7,700円〜16,500円程度(作業費のみ / 別途本体・部品代が必要) |
※料金表の規定により、すべての作業料金に基本料金(¥5,500)が加算されます。
本体交換の費用目安は、標準的な台付水栓を同じ穴径で交換する場合を想定しています。浄水器一体型やタッチレス水栓などの機能が付いているものは費用も高くなります。必ず見積もりをもらって料金を確認しましょう。
実際の費用は状態により異なるため、現地調査後のお見積りをご確認ください。
よくある質問
弊社によく頂く質問をご紹介します。
Q1:グラグラしたまま使い続けても大丈夫?
接続部に負荷がかかり、水漏れが発生するおそれがあります。水栓が使える状態でも放置せず、早めに対処してください。
Q2:賃貸の場合、修理費用は誰が負担する?
まず管理会社・大家さんに連絡しましょう。通常使用による経年劣化が原因の場合は、一般的に貸主である大家さんが費用を負担します。ただし、契約内容や破損原因によって異なる場合があります。
Q3:火災保険は使える?
突発的な漏水による床・家財の損害は、対象になる場合があります。経年劣化した水栓自体の修理は一般に対象外です。水濡れ補償は設備自体の修理費と区別されるため、特約を含む契約内容を保険会社へ確認してください。
Q4:キッチン水栓の寿命はどれくらい?
キッチン水栓の寿命は使用状況によって異なりますが、一般的には10年程度が目安です。
キッチンの水栓(蛇口)のぐらつきは水のトラブルサポートセンターへご相談を
キッチン水栓のぐらつきは、固定部の緩みが原因の場合、ナットの締め直しで解消することがあります。しかし、水漏れなどぐらつき以外のトラブルも発生している場合や、締め直し作業に不安がある場合は、無理に作業せず、業者に依頼することをおすすめします。
水のトラブルサポートセンターでは、キッチン水栓のトラブルに対応しています。ぐらつきについてもお気軽にご相談ください。
24時間365日、受け付けております。見積もりは無料で、出張費・深夜割増もかかりません。ぜひご相談ください。
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水トラブログ編集部
最終記事更新日:2019.07.25

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