最終更新日:2024.07.23 お役立ち情報トイレ

ウォシュレット(温水洗浄便座)の水漏れ原因は?部品ごとの対処方法や修理費用を紹介

ウォシュレット(温水洗浄便座) 水漏れ

ノズルからポタポタと落ちる水漏れや給水ホースまわりの水漏れなど、ウォシュレットの急な水漏れにお困りではないでしょうか。対処法が分からないからといって放置してしまうと、床の腐食や漏電などといった二次トラブルを招いてしまうおそれがあるため、正しい対処法を知っておく必要があります。

この記事では、ウォシュレットの水漏れについて、まず行うべきことや水漏れ箇所別の原因と自分でできる修理方法、水道業者に依頼をした場合の料金相場などについてご紹介します。

ウォシュレットが水漏れしたときにまず行うべきこと 

ウォシュレットからの水漏れを発見したとき、まずは以下の4つを行いましょう。

止水栓を止める

止水栓とは、各水まわりに設置されている元栓のようなものです。止水栓閉めるとトイレ内に供給されている水が止まりますので、水漏れも止まります。

水漏れによる二次被害を防ぐためにも、「水漏れが起きたらまず止水栓を閉める」ということを覚えておきましょう。

コンセントを抜く

ウォシュレットは電気製品です。漏れた水から感電するおそれがあるため、必ずコンセントを抜くようにしましょう。

濡れている場所を拭く

漏れ出した水は、床材の劣化を防ぐためにすぐに拭きましょう。時間が経つとシミになったり傷んだりする原因になります。

賃貸の場合は管理会社に連絡する

賃貸の場合、故意や過失でない限り、水漏れ修理の対応は管理会社が行うケースが一般的です。応急処置が終わったあとは、管理会社に現状を相談しましょう。

ウォシュレットの水漏れは放置NG!

ウォシュレットの水漏れは放置NG!

ウォシュレットからの水漏れは、修理を後回しにして放置していると次のようなリスクがあります。

・漏電が起こる
・漏れ出した水によって床が腐食する
・水が出続けることで水道料金が高くなる

漏電や腐食は、自宅が被害を被ることはもちろん、近隣住民への被害にも繋がり、損害賠償を請求されるといったことにもなりかねません。

また、水道料金は水道から水が出た分だけかかるため、水漏れも例外ではありません。24時間水が出続けることで水道料金が一気に跳ね上がってしまうことがあります。

  1. 【箇所別】ウォシュレットが水漏れする原因と修理方法

ウォシュレットの水漏れでは、ウォシュレットのどの部分から水が漏れているかによって原因と修理方法を見極める必要があります。

水漏れ箇所ごとに具体的な原因と修理方法を見ていきましょう。

  1. 止水栓接続部からの水漏れ

止水栓と給水ホースの接続部にあるボルトやネジが時間が経つにつれてゆるむことで、水漏れが起こります。この場合はボルトやネジを締め直すことで水漏れが止まりますが、パッキンやボルトそのものの劣化が原因である場合は、部品ごと交換する必要があります。

接続部分の締め直しを一度試し、改善が見られなければ部品の交換をおこないましょう。

  1. ノズルからの水漏れ

ノズルからの水漏れは、水またはお湯の噴射口にゴミが詰まることで起こることがあります。この場合は、ウォシュレットの電源を抜いて止水栓を閉めたあと、歯ブラシに中性洗剤をつけてやさしく汚れを落としましょう。

それでも水漏れが直らない場合、次のような原因が考えられます。

・電気基板の誤作動
・センサーの汚れによる誤作動
・直射日光による誤作動

電気基板の誤作動はコンセントの挿し直し、センサーの汚れはセンサー部分の掃除、直射日光による誤作動はカーテンの設置などにより改善できます。

上記を試しても改善されない場合は故障のおそれがあるため、水道業者に相談し、交換を検討しましょう。

  1. 給水フィルターからの水漏れ

給水フィルターとは、供給される水に混入しているゴミやチリを除去するため、各接続部分に設置されているフィルターです。長年の使用によりゴミやチリが溜まってくると、目詰まりによって水漏れを起こします。

給水フィルターの目詰まりは掃除で解消することができます。給水フィルターの箇所はメーカーや型番によって異なるため、取扱説明書を確認しながら取り外す必要があるため注意が必要です。フィルターの劣化が激しかったり目詰まりがひどい場合はフィルター交換で対処します。予備フィルターが付いている場合もありますので確認してみましょう。

  1. 水抜き栓からの水漏れ

水抜き栓とは、冬季にタンクの中の水の凍結防止や旅行等で長期不在になる場合などにタンク内の水を抜くためのものです。場所はメーカーや機種によって若干異なりますが、大体はトイレの下方にあります。

この水抜き栓が劣化して破損していたり、中のパッキンの劣化があると水漏れを起こします。

パッキンの劣化の場合、以下の手順で修理ができます。

1.止水栓を閉めてタンクの水を流す
2.タンクの空になったらドライバーで水抜き栓の頭を外す
3.パッキンを交換する

しかし、水抜き栓が破損している場合は交換が必要になります。

  1. リモコン辺りから水漏れ

水の通り道ではないリモコンあたりから水漏れが起こっている場合は、ウォシュレット本体の不具合の可能性が高いです。ウォシュレットは電気製品なので、感電する恐れもあります。この場合はコンセントを抜いてメーカーや専門業者に点検依頼をしましょう。

  1. 長年使用している場合はウォシュレットごとの交換も検討

ウォシュレットの寿命は7〜10年程度といわれています。長年の使用による劣化で水漏れが発生している懸念がある場合は、ウォシュレットごと交換することを検討してみましょう。

設置当初のものと比べてコスパ・性能ともに良いウォシュレットが増えているため、今後修理にかかる費用や手間を考えると、交換がおすすめです。

  1. こんなときは業者に依頼しよう

こんなときは業者に依頼しよう

ここまで、ウォシュレットの水漏れを自分で修理する方法についてお伝えしましたが、プロの水道業者に相談したほうがよいケースもあります。ここでは、業者に依頼すべきケースを紹介します。

  1. 水漏れの原因がわからないとき

水漏れがどこから起きているのかわからない、または水漏れ箇所を確認してみたけれど水漏れの原因が特定できない、といった場合は迷わず水道業者に相談しましょう。自己判断で誤った処置をすると、水漏れが悪化することがあります。

  1. 自分で修理するのが難しいと感じる場合

水漏れの原因が特定できたとしても、修理作業は簡単なものではない場合もあります。このような際も、プロの水道業者に相談しましょう。

水のトラブルサポートセンターでは、ウォシュレットの水漏れをはじめとしたさまざまな水道トラブルに対応しています。24時間365日電話でのご相談が可能で、お見積り出張費・深夜割増も0円ですので、お困りの際はお気軽にご連絡ください。

    1. 業者によるウォシュレットの水漏れ修理にかかる費用相場

    業者によるウォシュレットの水漏れ修理にかかる費用相場

    修理にかかる費用は水漏れ箇所によって異なります。

    必ず見積りを取って内容を確認しましょう。

    ・フィルター、パッキン交換:5,000円~
    ・ノズル交換:12,000円~
    ・ウォシュレット本体交換作業費:11,000円+本体代金(※当社調べ)

    ※内部基盤やリモコン故障はメーカー対応になります。メーカーにお問い合わせ下さい。

    1. ウォシュレットの水漏れを防ぐには?

    ウォシュレットの水漏れは、日頃からの掃除や注意で防ぐことができます。急な水漏れ対応で慌てることがないよう、以下の3つを日常に取り入れてみましょう。

    1. 定期的にノズルを洗浄する

    ノズルの目詰まりは水漏れの原因になるため、最低でも月に1回を目処にノズルのお手入れをおこないましょう。ノズルは柔らかい布での水拭きがメインで、気になる汚れがあれば歯ブラシなどでこすり落とします。

    1. 熱気や冷気に気をつける

    密室になりがちなトイレでは、過剰な熱気や冷気がウォシュレットの故障を招くことがあります。夏場は適度な換気をおこない、冬場は凍結を防止するために凍結予防機能を活用したり、長期不在の際は配管内の水を抜いたりして対策をとっておきましょう。

    1. フィルターを年に一度交換する

    ゴミを取り除くための給水フィルターを定期的に交換することで、目詰まりによる水漏れが起こりにくくなります。

    水のトラブルサポートのウォシュレットの交換事例

    弊社が実際に行った、ウォシュレットの交換事例を紹介します。

    【作業事例1】ウォシュレット交換

    トイレの床が濡れているが水漏れ箇所がわからないとご依頼頂きました。点検したところウォシュレットからの水漏れでした。年数も経っていることから交換のご依頼を頂きました。

    ・トラブルの症状:水漏れ
    ・トラブルの要因:経年劣化
    ・作業時間:1時間
    ・作業内容:ウォシュレット交換

    詳しくはこちら

    【作業事例2】ウォシュレット交換

    トイレの床が濡れていることに気がついたとご依頼を頂きました。トイレも年数に年数が経っているので交換の見積ご要望を頂きました。今回はウォシュレットだけを交換してトイレは様子を見られることになりました。

    ・トラブルの症状:水漏れ
    ・トラブルの要因:経年劣化
    ・作業時間:1時間
    ・作業内容:ウォシュレット交換

    詳しくはこちら

    【作業事例3】ウォシュレット交換

    ウォシュレットのお湯が出てくる辺りから水が漏れて止まらないとご依頼を頂きました。
    内部部品の破損が原因で部品供給期間も切れていることから交換のご依頼を頂きました。

    ・トラブルの症状:水漏れ
    ・トラブルの要因:経年劣化
    ・作業時間:1時間
    ・作業内容:ウォシュレット交換

    詳しくはこちら

    ウォシュレットのトラブルなら、水のトラブルサポートセンターへご相談ください!

    ウォシュレットの水漏れはお手入れやメンテナンスで防ぐことができることもあります。

    ノズル部分のこまめな掃除や、フィルターのゴミ取りはとても有効的ですが、消耗品なので、いつトラブルが起こるかはわかりません。

    少しでも不安を感じている場合は、一度プロにチェックを依頼してから判断するととても安心です。
    水のトラブルサポートセンターなら、ウォシュレットなどトイレ修理の実績も多いので安心してご依頼下さい。まずは、無料でお見積りをさせていただきます。

    急な水漏れが発生したときは止水栓と電源を切って、対処してください。ご自身で修理できるのか判断がつかない場合はぜひ水のトラブルサポートセンターにご相談ください。

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    水トラブログ編集部

    最終記事更新日:2025.01.21