最終更新日:2024.10.29 トイレ
トイレの給水管から水漏れが発生したら?応急処置や原因・対処法を紹介
トイレタンクから流れる水は、給水管を通して供給されています。給水管の水漏れを発見したら速やかに対処しましょう。
この記事では、トイレの給水管からの水漏れに気づいたときの応急処置や、水漏れが発生しやすい箇所を紹介します。また、主な原因や対処法、未然に防ぐポイント、修理を業者に依頼するときの注意点もお伝えします。
本記事を読めば、トイレの給水管から水漏れが発生しても慌てることなく対処でき、業者に依頼すべきかがわかるようになります。
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水のトラブルに対処する手順
トイレの給水管の水漏れに気づいたときの応急処置
トイレの給水管の水漏れに気づいたら、まずは被害が大きくならないような応急処置が必要です。応急処置には、下記3つの道具が必要です。もし今、ご家庭に必要な道具がないなら準備しておくと安心です。
必要な物は以下です。
・マイナスドライバー
・雑巾や使い古しのタオル
・バケツ
これらを事前に準備しましょう。準備物がそろったら、以下の手順で応急処置をおこなっていきます。
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止水栓を閉めて給水を止める
まずは、止水栓を閉めます。止水栓とは、壁の中の水道管につながっている管でトイレタンクに水を供給しています。止水栓には、主に以下の3つのタイプがあります。
・外ねじ式
止水栓の中央に溝が入った突起が出ているタイプです。この溝にマイナスドライバーをさして回して開閉します。差し込み部分の幅に制限がないので、溝の厚みに合うドライバーなら幅は問いません。
・内ねじ式
ドライバーを指す部分が中に凹んだ状態になっているタイプです。
外ねじ式よりやややりにくくなります。凹んでいる部分にドライバーをさすので横幅が制限されます。大きな物だと入らないので、注意しましょう。
・ハンドル式
蛇口についているようなハンドルで開閉します。このタイプならドライバ―の用意は不要です。
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給水管や床の水を拭き取る
止水栓で水が止まったら、漏れていた水の処理をします。水を放置すると、床材の腐敗の原因になったりカビの発生につながったりすることもあるので、速やかに拭き取りをしましょう。
また、ウォシュレットにも水が及んでいる場合は漏電や感電の恐れもありますので、コンセントを抜いて対処しましょう。
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大家や管理会社へ連絡する(賃貸の場合)
賃貸住宅にお住まいの場合は、上記処置が終わったら管理会社や大家さんに連絡しましょう。入居者に責任がない場合は、基本的には管理会社や大家さんが費用負担をしてくれます。
ただし、水漏れがあったのに放置して入居者側の過失が認められた場合や、元からトイレの修理は入居者でおこなうと契約している場合は、入居者負担になる場合もあります。まずは、管理会社や大家さんに連絡し確認してみてください。
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トイレの給水管まわりの水漏れしやすい箇所
トイレタンクに水を供給するために、壁の止水栓からタンクまで給水管がつながっています。タンクと給水管の間や、分岐水栓と給水管の間などのつなぎ目は、水漏れを起こしやすい箇所になります。
またつなぎ目ではありませんが、止水栓や給水管本体の破損で水漏れを起こすこともあります。
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トイレの給水管まわりから水漏れする主な原因
トイレの給水管回りから水漏れする主な原因は、下記の3つになります。
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ナットの緩み
各所と給水管をつなげているのがナットやネジです。設置当初はしっかり締まっていても、経年でだんだん緩みが出てきて水漏れの原因となっていることがあります。
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ゴムパッキンの劣化
各つなぎ目の隙間にはゴム製のパッキンが付いています。各々の隙間をゴムが埋まっています。
常に水にさらされているので非常に劣化が起こりやすく、硬くなって隙間を埋められなかったり、パッキンそのものが割れてしまったりすることもあります。
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給水管のヒビ割れなど
給水管本体が劣化し、サビなどでヒビ割れして起こる水漏れもあります。
また、何らかの衝撃で管が破損することもあります。
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トイレの給水管まわりの水漏れへの対処法
上記でご説明した原因別に対処法をご案内します。
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ナットを締め直す
ナットが緩んでいる場合は締め直し、増し締めをすることで水漏れが解消されます。
まずは、ナットの径にあうレンチを準備してください。(レンチは細かくサイズが分かれているので注意しましょう)止水栓を閉めてからレンチでナットを締めていきます。少しずつゆっくり締めてください。強い力で急激に締めると、ナットが破損し、溝が潰れて空回り状態になることもあります。
ゆっくり加減を見ながら締めていき、再度止水栓を開けて水漏れがなければ作業終了です。ナットを締めても水漏れが起こる場合は、他に原因があります。
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ゴムパッキンを新品に交換する
パッキンが原因の水漏れの場合は、パッキン交換で解消されます。
大切なことは、サイズと形がきちっと合うパッキンを選定することです。適合するパッキンの準備ができたら交換作業に入ります。給水管内の水が出てくるのでバケツや雑巾、タオルの準備も必要です。
止水栓を閉めて、交換する部分の下にバケツを置いて溜まっている水を受けます。レンチでナットを緩めて取り外し、中のパッキンを交換します。
方向や裏表があるパッキンもあるので注意しましょう。交換ができたら元の通りにナットを締めて、止水栓を開き水漏れがないか確認します。
止水栓部分のパッキンを交換する場合は、大元の水道の元栓を締めないと水が止まらないので注意してください。
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給水管を新品に交換する
給水管自体の破損が原因の場合は、新しい給水管に交換することで解消されます。
給水管を交換するときは、パッキンも一緒に交換することをおすすめします。給水管の交換作業は水道の元栓を閉めておこないます。バケツで残り水を受けて、レンチでナットを緩めて給水管を取り外します。新しい給水管とパッキンを交換したら、元のようにナットを締めて元栓を開き水漏れがないか確認します。
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トイレの給水管の水漏れに早めに気づくポイント
給水管からの漏れには、明らかに目の前で漏れていることが確認できる場合と見えない箇所で漏れていて、とても少ない量で気が付かないなどの場合があります。
もし、下記のような兆候があったら、どこかで水が漏れているかもしれません。
ここでは、給水管からの水漏れに早く気づくポイントを紹介します。
水道料金が高くなっている
どのご家庭も季節によって変動はあるものの、水道料金は大体一定なのではないでしょうか。心当たりがないのに水道料金が一定の範囲を超えて高くなっている場合は、どこかで水漏れしてる可能性があります。
水を使っていないのに水道メーターが回っている
家でまったく水を使っていないのに、水道メーターが回っていたらどこかで水漏れを起こしている可能性が高いです。水道メーターの中に「パイロット」という箇所があり、水を使っている間はクルクルと回っており、水を止めると回転も止まる仕組みになっています。
しかし、水を使っていないのにこのパイロットが回っていたら水漏れを疑いましょう。
心当たりのない水で濡れていることがある
使っていないのに蛇口の根元やハンドル部分が濡れている、トイレを使っていないのに床に濡れている部分があるなど、不自然な水がある場合もあります。このケースの場合、どこかで水漏れが発生しているかもしれません。
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トイレ給水管からの水漏れを未然に防ぐポイント
トイレの給水管は消耗品です。年数が経ったら劣化して水漏れを起こしやすくなります。目安は15年ほどと言われています。しかし、ご家族の人数が多い、使用頻度が高いなどの場合はもっと早まることもあります。
ここでは、トイレの給水管からの水漏れを予防するためのポイントを紹介します。
・定期的に掃除とメンテナンスをする
給水管はホコリが溜まりやすく、溜まったホコリに吸われた水分がサビの原因になることもあります。トイレ掃除の際は、給水管もしっかり掃除しましょう。掃除の際に気が付くことができたら、軽度なメンテナンスで済ますことが可能です。
・換気する
トイレは狭いうえに、常に水がある場所なので高温多湿になりやすい箇所です。
とくに湿度は給水管の劣化原因になりますので、空気がこもらないようにしっかり換気をおこなってください。掃除の後は、各箇所に水が残っていることが多いので乾拭きをして換気しておきましょう。
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水漏れの修理は業者への依頼がおすすめ
トイレの修理はナットの増し締めだけ、パッキンを交換するだけ、といったご自身で対処できることも多いトラブルですが、ちょっとした手違いでさらに症状がひどくなることもあります。
また、専門の工具も必要になるので、少しでも不安があったり自信がなかったりするのであれば、専門業者に依頼することをおすすめします。
賃貸住宅にお住まいの場合は、ご自身で対処する前に必ず管理会社、または大家さんに連絡してください。ご自身で対処した結果、新たなトラブルが発生した場合、費用の負担が生じたり損害賠償に発展することもあります。
また、住居内設備であるトイレは管理会社に管理義務があるため、管理会社が修理業者を手配してくれることがほとんどです。
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トイレの給水管の水漏れを業者に依頼する際の注意点
ご自身では対処できないトラブル内容や、作業に不安がある場合は業者に修理依頼をすることになります。トイレトラブルはつい焦りがちですが、しっかり確認をして業者を選択しましょう。
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メーカー情報などを把握しておく
ご自宅でお使いのトイレやウォシュレットのメーカー、型番、製造年などをあらかじめ把握しておくとスムーズに進みます。業者に訪問依頼をする際にメーカー、型番を伝えられると、訪問前に部品手配をしてくれる場合もあります。
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相見積もりをして相場を把握する
トイレなので早急にトラブル解消したいところですが、できれば数社から見積もりを取ることをおすすめします。起こっているトラブルのトイレ修理費用相場を知ることができますし、業者を選定するうえでの判断材料になるからです。
また、見積書に修理費用の内訳がしっかりと書かれている業者が無難です。合計金額だけしかないような見積書を出す業者は、避けたほうがいいでしょう。
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価格以外のチェックポイント
費用は大きな判断材料ですが、いくら安い価格の見積もりであっても価格以外でその業者を判断することも大事です。いくつかポイントを紹介します。
水道局指定工事店であること
指定工事店とは水道局が、この業者は工事をしてもいいと認定している業者です。認定を受けている業者は指定番号を付与されています。
HPで明記している業者もいますが、依頼時に直接確認も可能です。弊社にご依頼いただく際も「指定業者ですか?」というご質問はよくいただきます。しっかり確認しましょう。
作業実績が確認できるか
作業実績が豊富な業者はHPで実績の紹介をしています。どのような内容の作業が得意なのか、トイレ修理の実績は豊富なのかなどを確認してみましょう。
口コミは高評価か
最近は水道業者への口コミも豊富になってきました。実際に、その業者に修理依頼をしたユーザーの感想や意見なのでとても参考になります。
また、口コミへの返信をきちんとしているのかも確認してみましょう。
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給水管からの水漏れなら水のトラブルセンターへ相談を
トイレの水漏れでお困りの際は、ぜひ水のトラブルサポートセンターにご相談ください。毎日使うトイレ。使えなくなったらたちまち困ります。
ご自身での作業に少しでも不安を感じている場合は、一度プロにチェックを依頼してから判断するととても安心です。水のトラブルサポートセンターなら、トイレトラブルの作業実績も多いので安心してご依頼ください。
まずは、無料でお見積りをさせていただきます。急なトイレトラブルでお困りの際は、ぜひ水のトラブルサポートセンターまでお気軽にご相談ください。
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トイレのコラム一覧水トラブログ編集部
最終記事更新日:2024.10.19