トイレ詰まりはトイレットペーパーのダブルのせい?原因や直し方を解説

トイレ詰まりの主な原因としては、異物の混入や排水管の劣化・汚れなどがありますが、そのなかでもよくあるのが「トイレットペーパーによる詰まり」です。
種類や使用量、流す水の量によってはトイレットペーパーが溶け切らず、トイレ詰まりの原因になることがあります。
この記事では、トイレ詰まりを引き起こしやすいトイレットペーパーの種類や詰まる原因、適切な対処法などを解説します。トイレ詰まり予防のために、今日から実践できる方法も紹介しますので、急なトイレ詰まりを未然に防ぎ、安心して快適に使い続けるための参考にしてください。
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トイレットペーパーのシングルとダブルは何が違う?
トイレットペーパーでもっとも一般的な種類としては、シングルとダブルが挙げられます。両者の主な違いは、ペーパーの厚みとロールの長さです。
肌触りやコストパフォーマンスが異なるため、重視するポイントに合わせて選びましょう。
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ペーパーの厚み
シングルは1枚のペーパーで作られていますが、ダブルはペーパーが2枚重ねになっているためそのぶん厚みがあります。2枚のペーパーの間に空気の層ができるため、ふんわりと柔らかい使い心地です。
また、シングルとダブルでは裏表の概念にも違いがあります。シングルはペーパーに裏表があり、表面は肌触りのよい凹面、裏面はザラザラした凸面となっているのが特徴です。それに対して、ダブルは2枚のペーパーの凸面同士を合わせているため裏表がなく、どちらもソフトな触り心地となっています。
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ロールの長さ
シングルとダブルでは、ロールの長さも異なります。
シングルは1枚構造のため、同じロールの直径でも、巻かれている紙の長さはダブルより長くなる傾向にあります。製品によって異なりますが、ダブルに比べて約2倍の長さで販売されていることが多いようです。
ダブルは短いぶん2枚重ねとなっているため、実際のペーパー使用量は変わりません。ただし、同じ値段でも長さのあるシングルのほうが消費スピードを抑えやすいため、人数が多い家庭や、使用時に長く巻き取る癖がある方には経済的です。
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シングルとダブル以外でトイレ詰まりを引き起こしやすい種類
トイレットペーパーには、シングルとダブル以外にも以下のようにいくつか種類があります。
・トリプルやクワドラプル(4枚重ね)
・海外製品
・シャワートイレ用
ただし、これらはシングルやダブルに比べて水に溶けにくい、または流れにくい傾向があります。トイレ詰まりの原因になりやすいため、使用時には注意が必要です。
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トリプルやクワドラプル(4枚重ね)
トイレットペーパーには、3枚重ねのトリプルや4枚重ねのクラドラプルなど、ダブル以上に厚みがある種類もあります。
ペーパーの枚数が増えるほど柔らかさは増しますが、そのぶん流れにくくなるため注意が必要です。
トイレットペーパーは水に触れることで繊維同士がほぐれ、流れやすくなる性質があるためです。重なりが多いほど紙全体に水が行き渡りにくくなるため、繊維がほどけにくく、トイレ詰まりのリスクが高まります。
また、トイレットペーパーの使いすぎもトイレ詰まりの主な原因です。シングルに比べて、ダブル以上のものはペーパーが重なっているぶん同じ長さでも量があるため、詰まりやすい傾向があります。
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海外製品
近年では、日本でも海外製品や輸入品を取り扱う店舗が増えています。その影響で、なかには「日本製品よりも安い」という理由で海外製のトイレットペーパーを使用している人もいるでしょう。
ただし、日本と外国ではトイレの設計が異なるほか、そもそもトイレットペーパーをトイレに流さない文化の国もあります。そのため製品によっては、水に溶けにくく詰まりやすいことがあり、とくに安価な製品は注意が必要です。
パッケージやレビューで水に溶けやすいか、日本のトイレでも使えるか確認し、まずは少量から試すと安心です。
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シャワートイレ用
近年では、ウォシュレットの普及により、シャワートイレ用のトイレットペーパーも登場しています。
シャワートイレ用のトイレットペーパーは、おしり洗浄やビデ洗浄後の水分を無理なく拭き取れるよう、厚みがあり吸水性に優れているのが特徴です。ただし、そのぶん水に溶けにくいため、一度の使用量が多いとトイレ詰まりの原因になることがあります。
トイレットペーパーと同じ感覚で使用せず、意識して量を調整しましょう。
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トイレットペーパーでトイレ詰まりが起こる原因とは?
トイレットペーパーの種類だけでなく、使用量やトイレの状態、使い方によっても、詰まりが発生する場合があります。
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トイレットペーパーを大量に流す
トイレットペーパーを一度に大量に流してしまうと、溶けきれずに塊となり、トイレ詰まりの原因となります。
とくにトイレットペーパーの使用量が増える大便時は、一度に流す量が多くなりすぎないよう、複数回に分けて流すとよいでしょう。
また、海外製の安価なトイレットペーパーは、水に溶けにくいものもあるため、一度の使用量や流す回数により注意が必要です。
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流す際の水量
トイレットペーパーの量は同じでも、流す際の水量が少ないと十分に繊維がほどけず、詰まりが発生しやすくなります。
とくに、常に節水のため「小」で流していると詰まりが発生しやすくなるため注意が必要です。
実は、レバーの「小」は男性の小便時や掃除など、液体のみを流す場合に適しています。女性の場合は小便・大便どちらの場合もペーパーを使用するため、常に「小」を使うと安心です。
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排水管の汚れ
排水管内に汚れが蓄積していると、汚れがこびりついた部分の管が狭くなり、少量のトイレットペーパーでも詰まる恐れがあります。
排水管は壁の中や床下に隠れていることが多いため、基本的に目視で確認できません。
とくに、築年数が経過している建物は、排水管に汚れや劣化が見られる場合が多いです。頻繁にトイレ詰まりが起きる場合は、一度業者に依頼し、点検してもらうことをおすすめします。
トイレの排水管の仕組みや詰まりなどの原因・対処法は、以下の記事で詳しく解説しています。
トイレの排水管の仕組み!つまりや水漏れトラブルの原因・対処方法を解説
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トイレットペーパーによる詰まりが起きたときの症状
トイレットペーパーによる詰まりが発生すると、主に以下のような症状があらわれます。
・水位や流れ方の変化
・トイレ内の異臭
・流した際の異音
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水位や流れ方の変化
便器内の水位がいつもと違う場合は、トイレットペーパーによる詰まりが発生している恐れがあります。
たとえば、水を流した直後はうまく流れず、一時的に便器内の水位が上がるものの、時間とともに徐々に水位が下がるような場合は詰まりのサインです。
同様に、トイレの使用前に便器内の水が少なく感じる場合も、奥で詰まりが発生している恐れがあります。
トイレの水位が低くなっている場合の原因や対処法は、以下の記事で詳しく解説しています。
トイレの水位が低い原因は?コポコポなっている理由と対処法を解説
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トイレ内の異臭
トイレの個室に入った際に、どぶのような臭いや腐敗臭を感じる場合も、詰まりが発生している恐れがあります。
とくに、便器内の水位が下がっているときは要注意です。便器内の水は「封水」といって、一定の水量を保つことで下水からのぼってくる悪臭を防ぐ役割があります。そのためトイレットペーパーの詰まりなどの影響で、通常の水量を保てなくなると、臭いが強くなる傾向があります。
5.トイレットペーパーの詰まりが起きたときの適切な対処法 で後述する方法を試し、それでも改善しないようであれば、水道業者に点検を依頼しましょう。
トイレ内で異臭がする場合の原因や対処法は、以下の記事で詳しく解説しています。
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流した際の異音
水を流した際、ゴボゴボと大きな音がする場合も注意が必要です。これは、排水時に水とともに吸い込まれる空気の音です。軽い音であれば問題ありませんが、トイレットペーパーなどによる詰まりが発生していると、空気がうまく逃げられず、通常より音が大きくなることがあります。
今は生活に支障が出ていなくても、放置すると詰まりが進行するリスクがあるため、早めの対処を心がけましょう。
トイレ内で聞きなれない音がする場合の原因や対処法は、以下の記事で詳しく解説しています。
トイレから異音が聞こえたら?原因と適切な対処法、予防方法を紹介
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トイレットペーパーの詰まりが起きたときの適切な対処法
トイレ詰まりが起きると、生活に支障が出るほか、悪臭や衛生上の問題も生じるため、できれば早めに解消したいものです。
そこで、ここからはトイレットペーパーの詰まりが起きたときの適切な対処法を解説します。
・一度時間を置いて様子を確認する
・お湯を利用する
・食器用洗剤を利用する
・ラバーカップ(スッポン)を利用する
それぞれ見ていきます。
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一度時間を置いて様子を確認する
トイレットペーパーを原因とする詰まりは、時間を置くことで自然に解消する場合があります。時間の経過とともにトイレットペーパーが水を吸収し、溶けやすくなるためです。
ただし、トイレットペーパーが水に触れない場所で詰まっている場合は、時間を置いても改善されないため詰まりの発生箇所を確認する必要があります。
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お湯を利用する
トイレットペーパーは、お湯を使うとより早く溶けやすくなります。
便器内の水をバケツなどで可能な限り抜いたあと、バケツ一杯程度のお湯を腰ほどの高さから注ぎましょう。1時間ほど放置したあと、水を少しずつ注いで流れることを確認できれば、詰まりが解消されている証拠です。
お湯は、熱湯ではなく45〜60℃ほどのぬるま湯を使用することが重要です。熱湯の跳ね返りによるやけどや、便器のひび割れや破損につながる恐れがあります。
お湯を使ってトイレ詰まりを直す方法や注意点に関しては、以下の記事でも解説していますので参考にしてください。
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食器用洗剤を利用する
食器用洗剤には、トイレットペーパーの繊維の結合を緩和し、水に溶けやすくする作用があります。そのためお湯と併用することで、さらにペーパーがふやけやすくなり、効果的に詰まりを解消できる可能性があります。
便器内の水を可能な限りバケツなどで汲み取ったあと、食器用洗剤を100mlほど入れましょう。そのあと45〜60℃ほどのぬるま湯をゆっくりと流し入れ、20〜30分ほど放置します。
バケツなどで水をゆっくりと注ぎ、流れることが確認できれば、詰まりが解消された証拠です。
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ラバーカップ(スッポン)を利用する
ラバーカップ(スッポン)とは、便器や排水管の詰まりを解消する専用グッズです。ゴム製のカップを排水口に密着させることで真空状態を生み出し、その吸引力で詰まりの原因となっている物質を動かします。
便器内の水位をカップが浸かる程度に調整し、ラバーカップで排水口を覆ったら、押し込み、引き上げる動作を何回か繰り返しましょう。
ゴボゴボと音が聞こえたら、異物が動いて隙間ができ、空気や水が移動しているサインです。水を流して、詰まりが解消されているかどうか確認しましょう。
ちなみに、ラバーカップは、トイレットペーパーなど水に溶けるものを原因とする詰まりにのみ有効です。鍵やおもちゃ、携帯電話など異物による詰まりには効果がないため注意してください。
ラバーカップを使ってトイレ詰まりを直す方法や注意点に関しては、以下の記事でも解説していますので参考にしてください。
スッポン(ラバーカップ)でトイレつまりを自分で直すには?種類や注意点も解説
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トイレットペーパー詰まりを放置するリスク
軽度なトイレ詰まりでも、放置すると状態が悪化し、以下のようなトラブルを引き起こす恐れがあります。
・衛生面が悪化する
・水漏れが発生する
・広範囲のトラブルが発生する
・修理費用が高額になる
今は生活に支障がなくても、早めの対処を心がけましょう。
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衛生面が悪化する
トイレ詰まりの代表的な症状としては異臭が挙げられますが、放置すると悪臭が増すだけでなく、衛生上のリスクも高まります。
水が滞り、汚物や留まっている状態だと、細菌やカビが発生しやすくなるためです。
不衛生な状態が続くと感染症や体調不良のリスクが高まるため、トイレが詰まりやすい、流れにくいと感じたら、放置せずなるべく早く対処しましょう。
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水漏れが発生する
トイレが詰まったまま使用を続けると、便器から水漏れする恐れがあります。水の通り道が塞がれて水や汚物が逆流し、便器の水位が上がるためです。
便器から水や汚物が溢れて床が汚れると、掃除に手間がかかるほか、悪臭や衛生面のリスクもあります。
トイレが詰まっているのを確認したら、逆流や悪臭、詰まりの悪化を防ぐために、使用を控えましょう。
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広範囲のトラブルが発生する
軽度なトイレットペーパー詰まりであれば、5.1 一度時間を置いて様子を確認する で説明したように、時間とともに自然に解消することがあります。
しかし、詰まりがひどい場合や詰まりを繰り返している場合、放置していても症状は改善しません。むしろ、放置することで詰まりの範囲が広がったり、摩擦や圧力によって排水管が傷ついたりする恐れがあります。
このようにトイレ詰まりを放置すると、さまざまなトラブルにつながる恐れがあるため、被害が大きくなる前に対処することが重要です。
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修理費用が高額になる
トイレ詰まりを放置して状態が悪化してしまうと、高圧洗浄機など専門の機械や薬剤が必要となり、そのぶん修理費用が高くなってしまいます。
しかし、軽度なトイレットペーパー詰まりであれば、業者に依頼した場合の修理費用は5,000~7,000円程度が相場です。
数万円の差が出る場合もあるため、早めに業者に点検・修理を依頼することが重要です。
トイレ詰まりの修理を業者に依頼する際の費用相場に関しては、以下の記事で詳しく解説しています。
トイレつまり修理の費用はいくら?実際に業者に依頼する際の費用相場も解説!
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トイレットペーパーによるトイレ詰まりを予防する方法
トイレのトラブルは発生してから対応するより、日頃から注意して防ぐことが重要です。
トイレットペーパーによるトイレ詰まりを予防するために、日頃から実践できることは以下のとおりです。
・日本製(JIS規格)のトイレットペーパーを使う
・大と小のレバーは使い分ける
・トイレットペーパーを丸めないようにする
・トイレの清掃は定期的におこなう
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日本製(JIS規格)のトイレットペーパーを使う
現時点で海外製のトイレットペーパーを使用している場合は、日本製品(JIS規格)に切り替えるのがおすすめです。2. シングルとダブル以外でトイレ詰まりを引き起こしやすい種類 でも説明したとおり、海外製の安価なトイレットペーパーはトイレ詰まりを引き起こしやすいものがあります。
日本製品のなかでも、第三者機関によって「高品質で安全性が高い」と認証されたことを示す「JISマーク」が付いているものを選ぶと安心です。
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大と小のレバーは使い分ける
トイレを流す水の量が少ないとトイレットペーパーが最後まで流れず、詰まりを引き起こす恐れがあるため注意が必要です。
3.2 流す際の水量 でも説明したとおり、本来レバーの「小」は男性の小便時など液体のみを流すときに使用します。そのため小便の場合でもトイレットペーパーを使用する際は、「大」のレバーで流すと安心です。
節水のために常に「小」を使っている方も、汚物やトイレットペーパーの量に応じて「大」を使用する習慣をつけましょう。いくら水道代を節約しても、トイレ詰まりが発生したら、修理費のほうが高くついてしまいます。
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トイレットペーパーを丸めないようにする
トイレットペーパーは水に触れることで繊維がほぐれるため、何重も重なっていると溶け切らず、塊となって詰まる場合があります。くしゃくしゃに丸めたり、厚くなりすぎたりしないよう、1〜2回程度折りたたんで使用しましょう。
トイレットペーパーを何十にも重ねて使用したい方は、シングルを選ぶのがおすすめです。拭き取りの必要性やトイレットペーパーの種類に応じて、使用量を調整しましょう。
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トイレの清掃は定期的におこなう
排水管の詰まりを防ぐには、定期的にトイレの清掃をおこなうことが重要です。
排水管内に付着した汚れも、トイレ詰まりの主な原因です。汚れが蓄積した部分は管が狭くなり、少量のトイレットペーパーでも詰まりやすくなります。
掃除の際に使用した洗剤が排水管まで流れていくことで、詰まりの原因となる汚れや便器内の尿石などを除去できます。
便器内に直接ジェルを張り付けることで、水を流すたびに洗浄・防汚成分が行き渡るトイレスタンプの活用もおすすめです。
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トイレ詰まりの原因でよくある質問
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トイレがしょっちゅう詰まる原因は何?
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トイレが頻繁に詰まる原因には、トイレットペーパーの使いすぎや流せないものの誤投入(おむつや生理用品など)、排水管の汚れ・勾配不良、水流の弱さなどがあります。
また、節水型トイレの設計と使用状況が合っていない場合にも詰まりやすくなります。
トイレ詰まりを解消するには、原因を特定し、それに応じた根本的な対策が必要です。
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トイレの詰まりを自力で直す方法はある?
自力で直せるケースもあります。トイレットペーパーによる軽度な詰まりであれば、ラバーカップ(スッポン)を使用する方法や、45〜60℃のお湯を利用する方法がおすすめです。
ただし、水に溶けない(溶けにくい)異物を流した場合や、何度やっても解消しない場合は、無理せず専門業者へ相談しましょう。
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トイレの詰まりを一晩放置したら直る?
軽度な詰まり(トイレットペーパーなど)であれば、一晩放置して自然に水がしみ込むことで改善する場合もあります。ただし、バリウム便や異物の詰まりは放置しても解消されないことがほとんどです。
一度放置して水位が下がった場合でも、きちんと詰まりが解消されていないと便器内の水が溢れる恐れがあるため、改善されない場合は業者に相談することをおすすめします。
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トイレが詰まったときにやってはいけないことは?
トイレが詰まった際に無理に何度も水を流すのは厳禁です。水があふれて床が水浸しになる恐れがあります。
また、熱湯(100℃)を直接流すと便器が割れる危険があるため避けましょう。市販の薬剤を複数種類混ぜて使うのもNGです。
異物を流した場合はラバーカップで押し込まず、すぐに専門業者へ相談するのが安全です。
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トイレの詰まりは何度も流して大丈夫?
上述したとおり、トイレが詰まった状態で何度も水を流すのは危険です。水位が上がって便器から溢れ、床が水浸しになる恐れがあります。
まずは止水栓を閉めて水を止め、ラバーカップなどで詰まりの解消を試みましょう。水位が下がらない状態で繰り返し流すのは絶対に避けてください。
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パイプユニッシュでトイレ詰まりは直る?
基本的にパイプユニッシュではトイレの詰まりは直りません。パイプユニッシュは、髪の毛や油汚れなどの排水口のヌメリや詰まり(主に洗面所・浴室向け)に使うものです。トイレットペーパーや異物の詰まりには効果がありません。
また、トイレの構造には適さないため、使用すると便器や配管を傷める恐れもあります。トイレの詰まりにはラバーカップやお湯など、トイレに適した対処法を試みましょう。
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トイレの詰まりは自然に直る?
軽度な詰まり(トイレットペーパーの流しすぎなど)であれば、時間の経過とともに水に溶けて自然に直ることもあります。
一晩放置して水位が下がる場合もありますが、必ず直るとは限らず、逆に悪化することもあるため注意が必要です。バリウム便や異物が原因の詰まりは自然には直らないため、専門業者への相談するなど早めの対処をおすすめします。
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トイレが詰まってもラバーカップ(スッポン)がない場合どうすればよい?
ラバーカップ(スッポン)がない場合は、45〜60℃のお湯を便器にゆっくり注ぎましょう。30分〜1時間ほど放置すると、詰まりがやわらぎ流れやすくなることがあります。
また、お湯に加えて食器用洗剤を使用する、バケツで多めの水を勢いよく流すなどの方法も軽度な詰まりに有効です。
ラバーカップ(スッポン)の代用として、ポリ袋をかぶせるなどの方法もありますが、無理に押し込むと悪化する恐れがあるため、慎重に作業してください。症状が改善しない場合は早めに業者へ相談しましょう。
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トイレ詰まりを放置して自然に直るまでにかかる時間は?
トイレットペーパーなど水溶性のものを原因とする軽いトイレ詰まりであれば、数時間から一晩(6〜12時間程度)で自然に解消することもあります。
ただし、異物やバリウム便が原因の詰まりは放置しても解消されず、悪化する恐れがあります。詰まりの程度に関わらず、水が引かない・繰り返す場合は早めの対処が大切です。
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トイレが詰まり徐々に水が流れてくるのはなぜですか?
トイレの水が徐々に流れるときは、軽度の詰まりで排水管内に水が少しずつ通っている状態です。トイレットペーパーの過剰使用や、少量の異物が部分的に詰まっているなどが主な原因だと考えられます。
この状態を放置すると、完全に詰まって溢れるリスクがあるため、ラバーカップ(スッポン)を使用する、お湯を流すなどの方法で早めに対処することが重要です。
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トイレットペーパーのトイレ詰まりなら水のトラブルサポートセンターへご相談を!
トイレットペーパーは、よくあるトイレ詰まりの原因の一つです。一度に流す量が多かったり、流す水の量が少なかったりすると、水に溶け切らず塊となって、詰まりの原因となることがあります。
一般的に、厚みがあるほど水に溶けにくくなるため、種類に応じて一度に流す量を調整しましょう。とくに、海外製の安価な製品は水に溶けにくいものが多いため注意が必要です。
水のトラブルサポートセンターは、トイレや浴室、キッチンなど水回りのトラブルを解決する水道専門店です。トイレットペーパーなどを原因とする軽度のトイレ詰まりであれば、5,500円〜対応可能!お見積もり費や出張費などは無料で、最短20分で現場まで駆けつけます。
水漏れや詰まりなどのトラブルが起きた際は、お電話や問い合わせフォームにてご相談ください。
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水トラブログ編集部
最終記事更新日:2019.07.25

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